犬パスミラ様はどうされていますか
この物語はフィクションです。
聖母様と軽くお話しが出来ている。にこやかに話されている笑顔が素敵だ。
「犬パスミラ様には本当に申し訳ない事をしました。
羽飛様側に多めに、ドロとヴィザンの貸借証提示すれば、3年間の順番禁止も取り消して貰えると思っていました。
直ぐにマネージャーの方が飛んで来て、私の部屋でヘッドスライディング土下座をされまして。
『ルール(オファー側からの辞退は3年間の順番禁止)を曲げると、将来もっと困るんです。
ヴィザンが言ったらルールを曲げるのに、うちはダメなのかと。
政府高官や大領の指導層が言い始めたら収拾が付きません。
羽飛様本人は犬パスミラ様の順番を、戻してあげて欲しいとおっしゃいましたが。
大変申し訳ございません、ルールは曲げられません。
羽飛様本人が後に困る事になってしまいます。
3年間の順番禁止期間が終了しましたら、犬パスミラ様を最優先の順番にします。
これで今回はご了解頂けます様に、どうか、どうかお願いいたします。』」
「私は思い違いをしていました。・・・私が言えばヴィザンの聖母様が頭を下げているのだから。
羽飛様側が折れてくれて、犬パスミラ様への約束を果たせると。
この考え方は地位に胡坐を書いて、相手に自分の都合を強要していました。
私はヴィザンの聖母様なのよ、偉いのよ、下手に出ているでしょ。
ドロもヴィザンの貸借証も沢山積んでいるでしょ。
なんであなた方は折れないの、おかしいじゃないの。って。」
聖母様は恥ずかしそうに頬が少し染まった。
「なんて身勝手な考え方。羽飛様側の事情も考えずに酷い事をしました。」
私はマネージャーの方に謝罪し、取消しの求めを取り下げました。
迷惑料としてヴィザンの貸借証を50枚。
羽飛様側に無理を言って受け取ってもらいました。
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「私は元はヴィザンの新風俗への集客の為に、体当たりの過激な変態ビデオでPRしてい女です。
今でこそ、そういうジャンルも確立されていますが、当時はエロスを通り越してビックリ人間の芸人枠でした。
体で筆をくわえこんで、弟(後の領主・女衒)とDKしながら、習字するとか。
現場の全員がこれは何が目的なんだろうと、疑問を感じながらやってました。
それが初堀りで、「初搾り魔力0無し」という希少な特効を得た為に、あれよあれよと状況が変わってしまいました。
今では驕り高ぶって、他人様にご迷惑を掛けてしまいました。」
お恥ずかしい限りです。
ガルベスは聖母様が怖くてしょうがなかった。
聖母様の声は聴いていると危険だ。もっと聴きたくなる。
これではどんな人でも聖母様の虜になってしまう。
聖母様が心を開いて話して頂いているんだ。
自分も知っている事は洗いざらい話してしまおうと。
聖母様がおっしゃるならば、水の中でも、火の中でも入って行きたくなる。
話の内容は理解できるのだが、ガルベスの頭の中の警報器が鳴りやまない。




