突撃王様という人
この物語はフィクションです。
本名はバブル。家名はハヤ。国名はレンタイ。
突撃王様のフルネームは、バブル・ハヤ・レンタイとなる。現在35歳。
緑龍災の前の突撃王様の評価は、王様として影が薄いという物だった。
前レンタイ国王の交流王様は、国内外の人気が高く。
周辺国との関係も概ね良好。敵にも温情を掛け・情け深い名君としてレンタイ国の歴史に名を刻んでいる。
その交流王様と比べて、突撃王様はクールな方と思われていた。
国王の仕事はきっちりとこなす。尻女神教徒としても、1旬(10日間)の掘り搾り回数は、常に20回超え。
諸外国との関係も大きなトラブルは無く、問題発生時には落ち着いて無難な対応。
ただレンタイ国の国王として、何か新しい事を始めるとか。
以前からの物事を見直す等をしない。先例主義で事なかれ主義。
王様としての影は薄い、無個性な方と思われていた。
緑龍災の発生後、半年が経過した頃から、突撃王様はだんだんと個性が出てきた。
レンタイ国の国民には尻女神教徒と、尻女神教徒・協力派がいた。
この協力派は掘り搾りを行わない。ただし、それ以外の生活はすべて、尻女神教徒と同じで過ごしていた。
突撃王様は緑龍災の発生後に、この協力派に一切の支援をしなかった。
この緑龍災を期に、協力派はすべて尻女神教徒になる事を事実上強要した。
その結果多くの協力派は、涙を呑んで掘り搾りを行い、尻女神教徒となった。
緑龍は決まって午前11時に発生する。
場所は神出鬼没となるが、発生から15分で忽然と消えてしまう。
また後に緑龍発生時に、無抵抗で緑龍の前に立っていると、緑龍は5人を捕えた後に直ぐに消える事が分かった。
突撃王様は低魔力のすべての国民に、緑龍発生時に盾となって捕まる事を指示した。
一方で戦力を主要な場所にだけ集め、国軍と領主軍に緑龍との交戦を禁止した。
これはつまり、緑龍発生時には役に立たない国民は犠牲になれと。高魔力の者だけ守って生き残れという、凄まじい命令だった。
緑龍災前に1億人だったレンタイ国の人口は、終結後に7,000万人まで減少した。
尻女神教徒は突撃王様に対して、血が凍っている程冷たいという意味で、「氷血」という二つ名を付けた。
非公式の突撃王様は「氷血・突撃王様」と呼ばれている。
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「ガルベス君、シアプさん。突撃王様が央海国王様にホットラインで連絡したそうです。
西地区の変態経済特区のロストさん達は、央海国から正式な対策予算が付きました。
住居も仕事も医療も安全も、すべて央海国が保障する事を、突撃王様に確約したとの事です。
ロストさん達がヴィザンに行く事は無くなりました。」




