当たりが出たから大騒ぎ
この物語はフィクションです。
央海歴900年7月1日
5時45分 変態経済特区
翌日、当初のバイト2人は無事に仕事に来てくれた。
パッと見た所2人共に落ち着いているから、彼らの心配はいらない様だ。
15時00分に業務終了。
教会に帰ってくると入口に教会長様が待っていた。
「やったよぅー。ガルベス君、君は運持ってるねぇ。凄いよー!。」
「ええっと教会長様、キヨミ君の初搾りの魔力が高かったんですか。」
「そうだようー。何と魔力は30M前半だ、Σ(・□・;)。
その上に初搾りに続けて、そのまま掘り搾りを2回やってしまったよ。
キヨミ君は大したタマだねぇ。(∩´∀`)∩」
キヨミ君の初搾りの魔力の高さに驚いていると、さらに彼は性力も高い事が証明された。
自分の魔力が少し前までずっと2Mだった事を思うと、ホントは嫉妬の心も湧いてくるのだが。
・・・でもまあキヨミ君の人生は、これで大逆転だなぁ。
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魔力が30M前半。それはつまり・・・今後は稼ぎは約束されたも同然。
良かったなキヨミ君、(・∀・)イイ!!。
君は賭けに勝ったんだ。人生という一度しかない大勝負に。
思い切って身を捨てる事で、大きな魔力を得たんだ。
おめでとう!キヨミ君。
教会長様の話では、すでにキヨミ君は央海国・東南教会に行っていた。
東南教会は央海国で数百年活動の実績がある。
つまり一気にエリートコースに入ったなぁ~。
彼の家族の借金も、教会長様が全ての債権を既に買い取っている。
教会長様は利子0%なので、1カ月程キヨミ君が尻女神教徒として、まともに働けば楽々返済出来る額と、教会長様が僕に教えてくれた。
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央海歴900年7月3日
5時45分 変態経済特区
2日後の業務開始前に当初からのバイトの2人が、尻女神教徒に成りたいと言って来た。
とりあえず卵焼きの営業が終わったら、ちゃんと話を事で彼らには納得してもらった。
8時30分、当初からのバイトの2人の話を聞いた。
2人共に自分の事業の失敗で、少なくない借金がある。
尻女神教徒について彼らに話して、これからする事の了解を貰ったので。
ステップ①、『簡易テスト』。
ステップ②、『健康状態・心理状態の安定。』をクリアしたので。
ステップ③、『掘り搾りの映像』を見てもらった。
やはり顔色が悪いのだが、キヨミ君の時よりも彼ら2人は落ち着いていた。
その上で聞きたい事があるというので、何でも正直に答えると彼らに伝えた。
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「尻女神教徒になる『初搾り』はギャンブルと一緒なんだよ。
その人にどんな魔力が出るか誰にも分からない。
もしかしたら魔力上昇は起こらずに、従来のままって事もあり得るんだ。
言葉は悪いけど『ハズレ』って言われているよ。
他ならぬ僕自身がその『ハズレ』だった。
掘り搾り前は魔力が2M。初搾り後の魔力も2Mだ。
その時はこの世の終わりみたいな顔してたそうだよ、僕はね。
海よりも深い絶望を味わったよ・・・。」
「でもガルベス店長みたいに2Mの魔力が出てたとしても。
『掘り搾り』を続ければ魔力は上がるんですよね。
ガルベス店長は今、魔力が2Mから5Mになっていますもんね。」
「あのね『掘り搾り』を続けていても・・・魔力が必ず上がるとは限らない。
僕は『初搾り』をしてから今までの約2年間。
1旬(10日間)で常に16回超えの掘り搾りを続けていたよ。
でもね、魔力が上がったのは本当にごく最近なんだ。
僕は今年の6月22日にね、魔力が2M→4Mになるまでは。
ずーーーーと、掘り搾りを真面目に取り組んで来たけれども。
『いつ魔力増大が起きるのか?。』『ホントは僕はもう起きないんじゃないか?。』
という不安な毎日をなんとか耐えながら、掘り搾りを続けていたよ。」
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「それにね・・・僕には不明の館でお世話になった先輩がいてね。
彼は『初搾り』から5年間の間に、僕と同ペース(10日間で16回)の掘り搾りを続けていたんだよ。
でもねその先輩は以前の僕と同じで、2Mのままで一度も魔力増大が起きなかった。
ずっと先輩は頑張って、頑張って、掘り搾りを続けていたのに。
先輩は最終的に25歳の誕生日をもって、尻女神教徒を辞めてしまったよ・・・。」
「でも、しかし・・・お願いです。させて下さい。
率直に言います。僕達はお金で切羽詰まっているんです。
もう後が無いんです。
尻女神教徒になれないと、鉱山労働か性的異常な風俗しか無いんです。」
・・・僕には2人共に、総合的に考えて希望を断る理由は無い。
人外区への許可証と教会長様への紹介状を書いて渡して、直ぐに北教会へと行ってもらった。
9時以降のレンタルビデオ屋は、シアプが新しく手配してくれた2人に来て貰って無事に営業が出来た。




