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ファルダーミール-明日の世界-  作者: ほむほむ
第二章 七不思議が始まるかもしれない編

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黒髪和服美人

更新は不定期です。

ご了承下さいませ。

「そんなことを言われてもな、いる事実は変わらないし」

 と、サキを説得していると、サキの周りを覆っていた黒い煙がグランドピアノ近くの椅子に集まり始めた。

 いったい何なのかと思いつつ、カヤトと西城は自分の獲物を取り出し臨戦態勢に入る。

 カヤトは愛刀のクロを構え。

 西城は呪術道具を取り出し何かを唱えている。

 徐々に黒い煙が人のような形を取り始めた。

 そして数瞬後、眩い光が音楽室中を埋め尽くした。

 そこにいたカヤトたちはあまりの眩しさに目をつむる。


 一番はじめに光によって奪われた視力が回復したのはカヤトだった。

「おや?若い坊やでありんすね〜どうしたんどすか?」

 カヤトは目を疑った、先程まで黒い煙が集まっていた場所に美しい黒髪の和服女性が立っていた。

「おや?よう見たらあんさんの顔見覚えがありますな〜、たしかあてらを封印した少年やないどすか〜?」


「だったらどうする?」

 西城たちは臨戦態勢を解いていたが、カヤトだけは臨戦態勢を解いていなかった。

 なぜなら、目の前にいる黒髪和服女性が呪力や霊圧をうまく隠し、はたからみれば初級妖怪程度の呪力や霊圧に感じられるようにうまく誤魔化していたからだ。

「おや?あんさんは武器納めへんのね、気づいておるん?あんさん?」

 こちらを値踏みするかのような目で見てくる。

 下手に嘘をつけばバレてしまいだろうから正直に言うことにした。


「ああ、気づいている」


「正直やな〜あんさん、好きやでそうゆうの」

 こんなことを言っているが、こいつ隙がない。

 かなり上位の妖怪であるとは思うんだが、わからない。


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