ゴールキーパーです
「勝っちゃったっスね先輩」
スタッフの一人、立花 千が感想をもらす
若い女性のスタッフが多いのは、形名 玄人が絶対入れることを就任の条件に入れたからだ
天海は自分の意見を話した
「相手は最近依頼を受けて海外からきた選手ばかりだ
戦術もアドリブでやっているからな
こんなものだろ」
「先輩、男の人から、分からせたいとか言われません」
「?」
軽口をたたく立花
間に二試合終えても、形名 朴伝の出番はまだ来ない
続々と合格者、不合格者が決まる
既に夜である
「出番は最後になりそうだな
早く帰りたい」
朴伝は思う
残りに約20名、玄人が告げる
「最後のスターティングメンバーを発表する」
スターティングメンバーにも、朴伝は呼ばれなかった
「最後に青井 小太郎」
「ほーい」
小柄な少年が返事をする
青井 小太郎 16歳
身長167センチ 体重58キロ
ポジションはフォワード
ブラジル帰り
「じゃあフォーメーション決めろ」
玄人の指示でミーティングが始まる
スポーツメガネの青年 犬塚 武蔵が話す
犬塚 武蔵 20歳
身長180センチ 体重72キロ
ポジションはミッドフィルダー又はディフェンダー
守備的な位置ならどこでもこなせる選手
ボール奪取能力に優れ、ゲーム内での闘志溢れたプレーが魅力
闘犬の異名をもつ
「相手チームが分からない以上、フォーメーションは4-4-2が良いと思う」
小太郎が手を上げる
「オレ、フォワードが良い」
「君はどんなプレーをするんだい?」
「走って走って走りまくる‼️」
「スピードに自信があるってこと?」
「足は普通より速いくらい?でもオレ、いくら走っても疲れないよ‼️」
武蔵が考え
「守備もしてくれるなら任せたい」
「わかった」
その他のことも決まる
相手チームが入ってくる
またしても外国人チームだ
しかも今回は
「ディフェンス陣、全員ドイツ代表じゃないか⁉️」
武蔵が驚愕する
アルフレッド・ヒトラー 24歳
身長188センチ 体重85キロ
ポジションはゴールキーパー
ヴォルティス・ハワード 28歳
身長194センチ 体重88キロ
ポジションはディフェンダー
マート・クロス 24歳
身長185センチ 体重78キロ
ポジションはディフェンダー
グスマン・ベン 28歳
身長180センチ 体重70キロ
ポジションはディフェンダー
「今回は硬いメンバーにしてもらったわ
頑張って」
玄人が笑顔で話す
試合開始
相手ボールからキックオフ
フォーメーションは3-4-3
いきなり蹴り込む
すかさず武蔵がインターセプト
しかし、相手は前線からプレッシャーをかける
守備の連係に自信があるからこその戦略だ
「ヘイ‼️ボール!」
小太郎が走る
武蔵のロングフィード
ベンがマッチングする
シザースフェイントで抜く
続いてマートのスライディング
小太郎は飛んだままボールをキープし抜く
そのままミドルシュート
しかし、ハワードがシュートコースを潰しているので、ゴールキーパー正面になる
キャッチ
「なぬ~」
小太郎は悔しがる
すかさずカウンター
相手が左サイドから上がる
サイドチェンジ
パスワークが速い
自陣に切り込まれる
クロス
これは味方ゴールキーパーのパンチングで阻む
しかし、セカンドボールを上がってきたベンがシュート
あわやゴールかと思った瞬間
飛翔
味方ゴールキーパーが片手キャッチ




