6話 迷宮攻略
世界樹の迷宮1層
「昨日1層から4層までは行ったからそこまではすんなり行けそうだね」
「そこまではいいけどそのあとの6層に向かう階段の手前にいるボスが不安だな」
「とりあえず5層のボスがいる部屋の前まで行ってボスがどんなのかを見てから作戦を練ろう」
「とりあえずボス部屋まで出発!」
1層~5層までは昨日見たとおりゴブリンやコボルトたまにオークが出るくらいだ。
ボス部屋前
「ここまでは順調だね」
「問題はボスだね」
「でも今誰かがボスと戦ってる音がしない?」
扉を開けた。そこにはボスからの攻撃を受けて動けなくなっていている女の子に今にもボスが攻撃をしようとしていた。
「アリアやばい」
ジェイドは言葉を発しながらは女の子を助けようと動いていた。
ジェイドは何とかボスの攻撃を剣で受けた。
「早く逃げて!」
女の子は直ぐに立ち上がると扉の外に飛び出た。
「僕達も一旦出よう」
「ふぅー何とかなったところで君大丈夫?怪我とかしてない?」
「はい、大丈夫です。先程は助けて頂いてありがとうございました」
よく見るとその女の子はエルフだったのだ。
「耳が長いそして緑の瞳、もしかして君ってえるかい?」
「はいそうです」
「エルフが中央都市ベリルにいるなんて珍しいね!」
西はエルフ、東はドワーフ、北は獣人、南は人間が魔王の進行を止めるために戦っている。エルフは他種族をあまりの好まずこの世界樹の迷宮がある中央都にあまり来ないのだ。
「実は、今までは西の魔王の進行を何とか抑えていたのですが、今まで以上に配下の魔物達が街を攻めてきていてこのままでは持たない、とお考えになった私の兄が中央都市ベリルにある世界樹の迷宮を攻略してエクスカリバーを取ってきてくれエクスカリバーが最後の希望だ、言われたのです」
「要するにエクスカリバーを取って西の魔王を倒せばいいんだな」
「え!あ、はい、そういうことになりますけど…」
「私達はエクスカリバーを入手して4大魔王を全て倒すのが目標なの!」
「え!西の魔王を倒す!?そんなの無理ですよ!」
「無理?彼、ジェイドは無理を超えてきた。ジェイドは無職で村のみんなから嫌われ見捨てられてそれでも、自分を鍛え強くなった。そして冒険者になった」
「でも...私弱いですし...足引張ちゃいますよ?」
「そんの関係ないよね、アリア」
「そうだね私も女の子が2人になっていいし」
「2人ともありがとう。いまさらだけど私はマリエーヌ、エルフで職業は魔法使いです。風魔法が得意です」
「魔法使いか僕は収納魔法しか使えないしアリアは剣士だから魔法は使えない助かるよ」
「じゃあ、話し合いも終わったことだしボスを倒しますか!」
「あの…ボスはゴブリンチャンピオン、ボス部屋に入るとゴブリンチャンピオンとホブゴブリンなどが10匹出てきます」
「その情報はありがたい助かる」
「私でも取り巻きは倒せたのですがボスは1人ではキツかったです」
「ジェイドどうする?」
「僕が1人でボスを抑えるその間にアリアとマリエーヌ2人は取り巻きを倒してくれ!倒したらボスの方に来てくれ」
「分かったわ」
「分かりました」
「じゃあ行くぞ」
こうして初めてのボス戦が始まった。
「打ち合わせ通りで行くぞ」
「取り巻きは任せてください」
「よし、取り巻きは片付いたボス行くよ」
「はい!」
「ジェイド取り巻きは倒したよ」
その頃ジェイドはゴブリンチャンピオンの片腕を切り落とし腹に一撃入れていた。
「アリアは剣の攻撃を受けてくれ僕が攻撃する。マリエーヌは合図したら得意な風魔法を打ってくれ!」
「分かったわ」
「分かりました」
「行くぞ!」
「ふぅー何とか倒せたな」
「そうね何とかね」
「何とかなりましたね」
マリエーヌが魔法を打ちアリアが剣を弾いてジェイドが最後の一撃を入れるところでゴブリンチャンピオンが足で、攻撃してきて危うくジェイドが吹き飛ばされそうになった。でもジェイドの攻撃の方が先に届き倒た。
「ここに長いするとまたボスが湧いてくる。とりあえず6層に降りよう」
「そうね、もう無理」
「凄い疲れました」
ジェイド達は6層に降りた。
「とりあえずまもののでないゆっくりできる所を探そう」
「そうね今日はもう疲れたし」
「あの、あそこなんてどうでしょう」
「あそこなら大丈夫そうだな、ここにキャンプを立てよう」
「ご飯は干し肉だね」
「干し肉を食べ終わったら交代で見張りをしながら休息を取ろう。僕が先に見張りしてるから2人は寝な」
「そんな私やりますよ」
「いいんだよ。2時間くらいで交代な僕が寝たら2人で見張りをしてくれ」
こうして迷宮攻略初日は終わったのであった。