8. ドイツの小学1年生が入学式に持っていく円錐形のシュールテューテ
ドイツの小学校は今日から新学期です。
小学1年生は、シュールテューテという大きな円錐形の筒を持って行きます。
かなり大きくて、子どもの上半身ぐらいの大きさです。
小学1年生は緊張した面持ちでこれをギュッと抱えて学校に入ります。
(https://atelier-kleeblatt.de/Schultuete-Baerlaxy/SW10035)
中身はお菓子や文房具。
200年前ぐらいに東ドイツで始まった習慣です。
新1年生が初登校で緊張しないよう、学校って楽しいんだよって思えるようにしよう、そんな思いから始まったそうです。
スーパーでも買えますし、手作りする親も多いです。
我が家はドイツ人のパパ(別れた元夫)が張り切って作ってくれました。
大好きなユニコーンのシュールテューテをしっかり抱えて、新しいクラスメートに囲まれ緊張している娘の様子を見て、こんなに大きくなってとうるっときました。
娘の小学校では、小学2年生が歓迎の歌を歌ってくれたのですが、それを見て、娘も来年はこんなことをするんだなと、泣けました。
1年生それぞれに、2年生ひとりがメンターとしてついてくれます。
お姉さんお兄さんに教えてもらえると安心できるので、とてもいいシステムだなと思います。
娘は今年4年生。
ドイツの小学校(Grundschule:グルントシューレ)は4年生で終わります。
その後は、3つのコースに分かれます。
・ギムナジウム(Gymnasium)に8~9年→大学進学。
・レアルシューレ(Realschule)に6年→専門学校か職業訓練。
・ハウプトシューレ(Hauptschule)に5~6年→職業訓練。
10歳にして人生を決めなければなりません。過酷です。
大学も専門学校も授業料がかかりません。税金でまかなわれています。
そのため、それぞれの子どもの適性に合わせて厳しくコースを選別するのだと思います。
日本のように勉強がそれほど好きではない人まで、猫も杓子も大学に行くより、手に職をつけさせようという考えなのです。
日本もドイツも、それぞれ長短があって、どっちの教育システムがいいかは軽々には言えません。
ドイツの場合、大学進学コースに行ってみて、やっぱりやーめたでレアルシューレに変更などは、柔軟にできます。
上から下へは簡単なのですが、下から上はかなり難しい。
多くの親は子供に大学進学コースに行かせようとします。
私の住んでいるバイエルンはギムナジウムの進学基準が厳格で、成績がよくないと行けません。
無理して勉強に時間を費やしたとして、それに見合う職業に就けるのか。
AIによって社会がどう変わり、どんな仕事が生き残るか、これから世の中の動向を注視していかないとなーと思ってます。
世界がここまで激動する時代なので、どう予測したところで当たらない気もします。
結局のところ、娘のやりたいことができる環境に行かせてあげることが一番なのかなと。
子育てって悩みがつきませんね。




