7. ドイツの電車は静かに発車する。ベルもアナウンスもない。
ドイツの電車は発車するとき、発車ベルも「発車します」アナウンスもありません。
いつの間にか窓の外の景色が動いていて、発車したのかと気づきます。
日本だと
「間もなく〇番線に▲行きが到着します」
「ドアが開きます」
「ドアが閉まります」
「発車します」
ぐらいアナウンスがあって、発車ベルもありますよね。
ドイツだと
「間もなく〇番線に▲行きが到着します」
以上、終了です。
電光掲示板を見て、どこの線に何が来るかは分かるのだから、時間通りに行って電車に乗っていればいいでしょう。
そういう感覚なようです。
電車の到着時間が遅れたらさすがにアナウンスがありますが、日本のように1分単位ではありません。
5分ぐらいからアナウンスがあります。
ドイツに来るまで、ドイツは時間にきっちりしているイメージがあったのですが、電車やバスはめちゃくちゃルーズです。
5分の遅延は当たり前。10分20分の遅延も日常茶飯事です。
日本の鉄道やバスの感覚でいるとショックを受けると思います。
30分以内に来たらラッキーぐらいの大らかな気持ちでいないと辛くなっちゃいます。
もし、ドイツで鉄道旅行の予定がある方は、時間に余裕を持ったスケジュールを組んでください。
そして、ドイツに来て驚愕したのが、改札がないことです。性善説にのっとっているようです。
長距離列車の場合は確実に車内でチケットチェックがあります。
街中を走る短距離列車の場合は、月初にチケットチェックがありますが、それ以外はほとんどチェックもありません。
もしもキセルしていたら、60€(1万円)ぐらいの罰金が課せられます。
ドイツで電車旅行を計画されている方は、必ずチケットを買ってください~。
ただ、残念なお知らせなのですが、ドイツの券売機、ものすごく分かりにくい。
10年以上ドイツに住んでいますが、さっぱり分かりません。
(UnsplashのAnastasiia Nelenが撮影した写真。https://mnelen.com/)
一番簡単なのはドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のアプリ(DB Navigator app)でドイチュランド・チケット(Deutschland-Ticket)を買うことです。
(https://www.zukunftsnetzwerk-oepnv.de/aktuelles/news/deutschlandticket-wird-2026-teurer)
ドイチュランド・チケットは月額63€(約1万円)でドイツ全土の電車とバスが乗り放題になります。(2026年時点)
ただし、特急や長距離列車(ICE、IC、EC)は対象外です。
2022年にコロナ禍の経済対策で導入されたときは、なんと月額9€(約1500円)でした。
やすっ。
さすがに安すぎて大赤字なので、どんどん値上がりしております。
ICEなどでの長距離移動がない場合は、このチケットさえ持っていればめんどくさいことから解放されます。
ドイチュランド・チケット買うほどでもないんだよな、紙のチケットがいいな、という方は、券売機のあたりで優しそうな人を見つけて、助けを求めてください。
自力では多分無理だと思います。複雑怪奇ですから……。
もし券売機で一日乗車券や回数券を買った場合、忘れずに刻印してください。
(UnsplashのPTRCWRNRが撮影した写真。https://www.instagram.com/ptrcwrnr)
刻印機、ファーカルテンエントヴェァター(Fahrkartenentwerter)にチケットを入れて、日時を打刻する必要があります。
回数券など、いつでも使える券は打刻せずに持ってるままだと、チケットチェックが来たときに不正乗車と見なされ罰金が課せられます。
刻印機は駅のホームや車内にあります。
このチケットは打刻が必要なのか、刻印機はどこだ。
分からなければ、周囲の人に聞いてください。
ドイツ人、無表情で不愛想な人も多いですが、困ってる旅行者を放置するほどひどい人はあまりいません。
ドイツで電車旅をするときは、なんらかトラブルが発生するものと思って、冒険を楽しもう~ぐらいな感じで乗り切ってください。




