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ドイツ生活でびっくりしたこと&ドイツあるある  作者: みねバイヤーン(石投げ令嬢フルカラー電子コミック③巻発売)


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37. 語学学校では英語はペラペラにならない。でも語学学校に行ったことにまったく後悔はない。

身も蓋もないことをたくさん書きます。

不快に思われたらごめんなさい。


昨日、サンフランシスコの語学学校に300万円払ったが後悔はないと書きました。

後悔はないですし、本当にあの決断をした当時の自分をほめたいです。


が、半年の語学留学で英語がしゃべれるようになるかというと、なりません!

少なくとも、私はなりませんでした。


小3のとき一年アメリカに住んでいたので、聞き取りはできるんですね。

なんと言っているかはだいたい分かるけど、自分の口から英語がスムーズに出てこなかったです。


受験勉強で鍛えたので、読み書き文法は得意です。

でも、しゃべれないんですね。


会話というのはキャッチボールであって、相手の言っていることを瞬時に理解し、自分の言いたいことを一瞬でまとめあげて発話する必要があります。

テニスのようにラリーを続けなければなりません。


話すには、その言語に対する知識はもちろん、瞬発力と筋力がいるように思います。

知識で基礎を築いたうえで、実際に話をしまくるしか、会話力を鍛える道はないのかなと。


どちらかというと、スポーツに近い気がします。


日本人って間違えるのが恥ずかしいという呪いにかかってるんですよね。

この呪いを解くのはなかなかハードです。


子どもってすぐに外国語を学べちゃうのですが、それはまだ恥じらいとかがなく、覚えた言葉をすぐに何度も口にするうちに、話せるようになるのです。


ところが大人になると羞恥心という壁が四方に高くそびえたってしまう。


語学学校で、宿題は完璧にするし、予習復習も欠かさないのに、授業で発言するのはすごく難しかったです。

宿題、なにそれおいしいの、みたいな他国の学生がどんどん発言して上達していってました。


特に光っていたのがロシア人学生たち。

ロシア人のためらわず堂々と発言する力は、目を見張るものがありました。


ロシア語通訳者の米原万里さんの本を読んで、なるほどそうかと分かったのですが。

ロシアの学校って、筆記試験ではなく口頭試験が主なんですって。

自分の考えを論理的にまとめて分かりやすく伝える技術を、子どもの時から磨いているのだそうです。


ディベートの達人のようなロシア人学生を見て、こういう外国の人と交渉するのは大変だろうなと思いました。


ロシアはトップがおかしいせいで無茶苦茶になっているけど、素晴らしい文化があって、いい人はたくさんいるので、悲しいです。早く戦争が終わるといいですね。

米原万里さんの本はどれもおもしろいので、おすすめです。


話がそれました。

そんな、恥じらいの壁にはばまれていた私ですが、今では英語はべらべらと気にせず話せるようになってます。


語学学校で学んだおかげではなく、語学学校で知り合ったドイツ人の元夫と英語で会話していたからですね。

広義の意味では語学学校のおかげと言えますが…。

本当に身も蓋もなくてあれなんですが、外国語を習得するには、外国人の彼氏彼女を作ることが一番手っ取り早いです。


好きな人ともっと話したい、その人のことを知りたい、私のことを知ってほしい。

その思いに勝る語学学習法はないんじゃないかな。


300万円かけて無意味だったかというと、そんなことはなくてですね。

300万円かけたからこそ、それだけ資金力があり、能力を高めたい意欲がある人と知り合える環境にたどりつけたのだと思ってます。


知力意欲資金力がある人たちのコミュニティーに入るのは簡単ではないけれど、語学学校に金を払えばその環境に身を置けるのです。


周囲にどんな人がいるかって、とても重要だと思っています。

私は田舎で育って、小学生のときはパラダイスでした。

6年間ずっと同じメンバーで、家族のようになった同級生。

やる気に満ち溢れた最高の先生。


ところが、中学は地獄でした。

ツッパリ、不良文化の絶頂期で、中学校はめちゃくちゃ荒れてたんですね。

若い人はピンとこないでしょうが、「ビーパップハイスクール」「ろくでなしブルース」「GTO」に憧れてるヤンキーが山ほどいたのです。


授業は崩壊してるし、不良にからまれてる友達をかばったらお腹を殴られたし、不良をどうにもできない先生たちに絶望したし。

もう本当にひどかった。


死ぬほど勉強して、地域で一番の進学校に受かったら、そこは別世界でした。

不良はいないし、みんな頭がよくてやる気もあって上品。

理不尽なことがなくて、論理的にものごとが進む。

こんな世界もあるんだなとホッとした一方、クラスメートについていくのにまた必死でした。


高校や大学は勉強をがんばらないと到達できないコミュニティーですが、語学学校なら金を払えば門は開かれます。


外国語を学びたい、外国人の友だちがほしい、外国人のパートナーがほしい。

そんな気持ちがあるときは、お金を貯めて、ちょっと高めの語学学校に行くといいんじゃないかなと思います。

生々しい話になってしまいましたが、こんな方法もあるよとお伝えしたかったのです。

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