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朱色のゲートウェイ ー境界ー  作者: 此花 陽
第5章:朱色の沈黙

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フィルターの消失


 その瞬間は、唐突に訪れた。


 蓮が、石の指先で最後の

強制発火ハッキング」を行おうとした、


 その刹那。


 世界中の、

 そしてスタジアム内の数万人の

 スマートフォンの画面が、

 同時に、真っ暗な沈黙に包まれた。



『 契約終了。……ゲートウェイを閉鎖します 』



 黒い靄の囁きが、蓮の脳内を通り過ぎた。

 直後、スピーカーから流れていた美しい歌声が、

 耳を劈くようなハウリングと共に途切れる。



「……え?」 「……なんだよ、これ」



 スタジアムを支配していた

「魔法」が、霧散した。


 数万人の観衆は、スマホを掲げたまま、

 呆然と目の前のステージを見つめた。


 そこにいたのは、

 自分たちが夢見た「神」ではない。


 ワイヤーで無様に吊るされた、朱色の血を流す、

 醜悪で重苦しい「石の怪物」だった。



 数秒の、死のような沈黙。


 そして、それは一気に爆発した___。



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