表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/44

男の娘の次のターゲット

第2章の始まり(仮)です。



 ライトが新メンバーを入れた後、森に入る前にまたパーティーに入れて欲しいと言ってくるアホの子がいた。

 普通、あのイベントで1位から3位になった怪物にそんな申し出をする奴はいない。

 でも、ライトはその13歳くらいの男の子に才能があるのが分かった。


「僕もパーティーに入れてください!初心者だけど、誰にも負けないつもりです!」


 そう言うガキに呆れてスペードが追い返そうと近づいた。

 そして、その体に触れようとした瞬間、スピードに自信のあるスペードが避けられた。

 その動きから3人は「こいつ、素早さに極振りしたな!」と呆れながら驚いた。

 でも、素早さが3人より上なら奇襲や接近戦、(おと)り、色んな場面で役に立つ。

 あのイベントでゲーム史に残るような圧倒的な残酷さを見せたライトには、こんな才能の塊が素晴らしいダイヤの原石に見えて仕方なかった。

 だから、スペードの前に出てその子に自ら話しかけた。


「僕達が男の娘、つまり女の子の格好をした男の子ってことを知ってる?」


 そう聞くと笑顔で「うん!」とうなずいた。

 その姿が純粋すぎて3人には眩しく見えた。

 てか、トーマが動かなかったからこっち側だと気付いていたのだろう。

 可愛い顔をしてるその子に悪いおねえさんが悪魔の一言を落とした。


「なら、僕達と同じようになってみない?」


 ライトはそう言ってその子を逆に誘った。


 ちなみに、トーマを仲間に入れた後で彼がネットで「男の娘が強いなんて生意気だ」と言ってるのを見つけて、3人して男の娘だからそれを陥れようとする奴らを許さないと怒っている。


 この子をあっち側に入れようとしてるのはその才能を買って、アホなことを言う連中を完膚(かんぷ)なきまでに叩きのめすためだ。

 完璧なパーティーならそれが出来る。

 だから、この3人の中で1番強く気高くなったライトがこの子を悪いと思いながら堕とそうとしている。

 茨の道になる男の娘の世界に。


「構わないよ」


 上目遣いで彼はそう言った。

 現時点では初期装備の男の子なのに、3人にはその姿でその可愛さなのが効果抜群で赤面させられるほどに効いた。

 言わせた側がダメージを受けるほどの尊さ。

 自分が頂点と思うライト、ゲーマーとして強気なスペード、中途半端絶対主義のコミュ障のトーマ、その3人を超える純粋を持つ男の子に3人ともなんか敗北感を感じている。

 それでも力を振り絞ってライトが言った。


「なら、仲間入りさせるために変えてあげる。戻れなくなっても知らないよ」


 かっこ可愛く成長したライトはそう言って手を差し伸べた。

 その手を142cmのとても小さな体から伸ばされる小さな手が取った。


 森の入り口だから結構の数の人がその様子を見ていたが、あのイベントのせいでかっこいいとネットに書き込むと人と、あんな小さな子を洗脳するのかと書き込む人に分かれた。

 それは3人の目に届くから、全ての人が認めてくれる日を願って戦い続けることを心に誓った。







----------------------------------------






 ネットで色々言われてることを無視して3人はあそこで拾った子、梅宮奏真(うめみやそうま)の〈タクト〉を宿で変身させた。

 元々3人をキュン死させられらレベルの実力を持った子を変身させる。

 乙女心を少し持ってる3人はそれで結構な被害を受けながらダイヤの原石を磨くことに成功した。

 まだ荒削りだけど、とても可愛くなった。


「ふぅ、これに1時間もかかったとか誰にも言えないわ」


「そうですね。ただ着替えさせて可愛くするだけで時間がかかったなんて口が裂けても言えませんよ」


「えっと、これは私の黒歴史になります。完全敗北しましたし」


 そう言って3人とも地に伏している。

 ガチで疲れてるようだ。

 その3人に背を向けて初期装備のタクトはかわいくなった顔を鏡で見ている。


「これが僕?本当の女の子みたい」


 黒い女の子らしいショートヘアにアレンジされて、眉毛やまつげも手入れされて見た目は女の子になった。

 そんなタクトはメイクしなくても本物に劣らないその顔に興味がわいて楽しそうにしている。

 それを見てライトはよかったとフッと笑った。


「これが僕の才能なら、誰も追いつけなくなりますね」


 タクトは3人の方を見て同意を求めた。


「そうですね。すでに僕達は負けてますからね」


「それより、私達は女磨きより戦うべきでは?」


 そう言われて3人は現実に戻された。


「それじゃあ、正式に君をパーティーに入れよう。こちら側にようこそ」


 タクトはボーイッシュな男の娘として正式にこの最強男の娘達の仲間入りをした。

 その時、顔面のレベルでは誰にも負けないタクトは3人の妹みたいな扱いでかわいがられることが決定した。

 3人の最強プレイヤーがこの子をとても気に入ったからそうなったのだ。


 そんな4人パーティーはタクトを育てるためと、トーマにモンスターシリーズを与えるために森に向かった。

 カップル行きつけの森の奥に2人を案内することになった。

 これから後から入った2人もさらに強くなるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ