第36話 本番
皆様、お久しぶりです。
大変お待たせいたしました。連載再開します。
6/20 AM9:00 2年D組 教室にて
遂にテストである。一発目は国語総合だ。
一年生と基本的な時間割は一緒だ。と言う事は今この瞬間も松平さんはどうなっているか分からないのである。
「はぁ…松平さんは大丈夫だろうか」
…無事を祈ろう。
…
次は数学だ。これは松平さんが逆に得意とする教科だな。多分国語よりはかなり得意だと思う。
「俺も頑張らないとな」
…
次の教科は日本史だ。最上さんが大得意の教科だな。
…何より恐ろしいのはこの日本史と世界史の二つだけは最上さんがアイドル部の中だとダントツで出来ることだ。ちなみに数学は最上さんがアイドル部の中だとダントツで低い。その他の教科も平均的に見ると最上さんは低い方に入る。
でもなんで本当に歴史だけあんなに高成績なんだろうな。全くもって理由が分からないのが怖い。
「まあ点さえしっかり取ってくれれば良いんだが…何だか心配だな」
…やらかさなけりゃ良いけどな。
PM01:00 アイドル部 部室にて
「皆はテストどうだったかな?」
「私は順調に進んだな」
「私も特にミスもなく出来てますよ」
「ボクも思ったより国語が出来た…と思うよ」
「私は多分日本史が満点だと思いますっ」
いやいや…簡単に言ったが、満点って恐ろしいからな…
「流石最上さんだな」
「えへへっ…ありがとうございますっ!」
「これでもまだ五分の一だからね…今日も勉強するよ」
「「「「おーっ!」」」」
…
「えーっと…明日はどの教科がテストだっけ?」
「世界史、地理、現代社会だな」
なんか似たような教科が続くな。
「世界史と現代社会って、綾香ちゃんの得意教科が続くね」
「そうですねっ!でも地理も得意ですよっ?」
「本当に社会科全般は恐ろしく強いね」
だが、そのステータスをもう少し均等に配分出来なかったんだろうか…
ここまで成績が両極端な人も中々珍しいだろうな。
「そう言えば、数学はどうだったの?」
「えーっとっ…多分半分は出来たと思うんですけどっ…」
「それじゃあ良かったな」
6/22 AM9:00 2年D組 教室にて
今日はまず物理だな。これは結城さんが得意だ。
「はぁ…けど俺もまあ苦手と言えば苦手だからな」
…頑張ろう。
…
思ったより出来た。やはり元の身体よりも全体的な性能が上がってる気がする。
…まあ俺のせいで今川さんの成績が大幅に下がるって事も無いから良かったがな。そうしたら申し訳ないし。
次は生物だ。今日は理科シリーズだな。これも結城さんが得意だな。ちなみに俺はこれが一番の苦手科目かも知れない。
「さあ、どうなるか…頑張るしか無いのだがな」
PM01:00 アイドル部 部室にて
「はぁ…私、本当に生物出来なかったんだけど…玲奈ちゃんはどうだった?」
「まあ多分出来たと思うが、私もそんなに自信は無いぞ」
…でも多分高得点なんだろうな。
「あと二日だからね、気を抜かないで最後までしっかり勉強しようか」
「「「「はーい」」」」
…
ここからはかなりジャンルの違う教科が続く。まあ記憶力や集中力の勝負だ。
ん…俺?俺はもう限界が近いが…まだまだ頑張る。というか頑張るしか無い。
「明日からは後半戦だけど、一回みんなの出来具合を聞いてみようかな」
既にテストを行ったのは国語総合、数学、日本史、世界史、地理、現代社会、物理、生物、化学だな。もう九教科にもなるのか。
「私は合計850点くらいだと思います」
…は?
「ボクは多分700点くらいかな」
「私は800点くらいだな」
「私も650点くらいですかねっ」
「俺は800点位だ」
とりあえず大友さんはヤバい。あと今川さんもちょっと本気出し過ぎじゃないか…?
「唯ちゃんは凄いね!それに波多野くんと玲奈ちゃんもね」
「先輩は何点くらいなんですかっ?」
「わ、私?えーっと…700点とかかな」
俺にしては頑張った。今川さんとして見たら低いかもしれないがな。
「じゃあボクと同じくらいだね」
「うーん…何だか悔しいな…主に波多野くんに負けてるのが」
「…ん?なんで俺なんだ?」
「いや…何となく、かな」
自分でも理由は分からないが、今川さんには負けたくない。…もうひっくり返すのは多分無理だがな。
「唯ちゃんって、平均得点は何点くらいになるの?」
「90〜95点って感じですね」
…本当にありがとうございました。完敗です。
「えー…なんでそんなに勉強出来るの?」
「私は特に何も変わった事はしてませんが…授業をしっかり受けて家で復習と予習をするってだけですよ」
…それで点がそんなに取れたら人生中々イージーモードな気がするんだが、まあ取れてしまうのだろう。…羨ましすぎる。
「あ!そうそう、綾香ちゃんは結局社会科全般でどのくらい点取れたの?」
「えーっとっ…日本史と世界史がそれぞれ多分満点でっ、地理と現代社会は95点くらいだと思いますっ」
怖い。本当に社会科に恐ろしく強い。
「それじゃあ、みんなしっかり手応えはあるみたいだね!」
「あと二日、気を抜かずに最後まで勉強しような」
「「「「おーっ!」」」」




