第1話 いつも通りの一日のハズだったのに…
初投稿です。間違いは優しく許してください。
4/12 AM08:00 2年D組 教室にて
「はぁ…今日も今川さん可愛いなぁ」
「おいって」
「…? ああ犬山かよ…びっくりしたわ」
「びっくりしたってなぁ…さっきから呼んでたのにってお前何処見て…って…ああ、今川さんか。可愛いよなぁ」
「だろ?」
「今川さんと言えば、お前浦上先生が呼んでたぞ。なんか知らんが今川さんと一緒に職員室に来いってさ」
「了解」
(しっかし…今川さんと俺が一緒に呼ばれるって…まさかあの部活の事か? …ハハ、まさかな)
俺は今川さんの所に行き、先生に呼ばれている旨を伝える。
「うん、分かった。じゃあ行こうか」
「ああ」
俺たちは職員室に行き、浦上先生の元に行った。
「来たか。じゃあ、着いてこい」
そう言われ、着いて行った先は校長室だった。
「失礼します」
「よし、じゃあ二人ともその椅子に座りなさい。浦上先生は戻っていいぞ」
「分かりました」
そう言って浦上先生は職員室に戻っていった。
「さあ、では早速本題に入ろう。…言いづらい事なのだが、君達の所属するアイドル同好会は、再来月限りで廃部する事になった」
え…いやいや… は?うん…ちょっと待ってね? は、廃部?急に?
まあ危ない危ないとは思っていたが、まさか廃部とは…
「ちょっと待ってくださいよ!いきなり廃部はおかしくないですか?」
お、よく言った!じゃあ、ここは俺も…
「そうですよ!いくらなんでもいきなり廃部はおかしいですよ」
「でもな、部員だって君達二人しか居ない訳だし、な?」
むむむ…それはそうなのだが…
「でも… じゃあ一つだけ私たちにチャンスをください」
ん?
「チャンス?」
「はい、再来月の頭に“アイドルコンテスト”というものがあるので、それでいい結果を残せたら廃部は許してください。部員はそれまでに集めますから」
成程、そういうことか。
「うーん… 分かった、そうしよう」
「やった!ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「じゃあ、そういうことだ。頑張れよ」
「はい。失礼しました」
PM05:30 アイドル同好会 部室にて
「いやぁ…まさか廃部にされかけるなんてな」
「本当だよね…とりあえず部員集めしないと」
「今川さんは何かいい案あるか?」
「うーん…何だろうね」
その時、部室の扉がガラガラと鳴った。
「ん…?」
「失礼するぞ。ここがアイドル同好会の部室で合ってるかな?」
「はぁ、そうですけど…」
「私をアイドル同好会に入部させてくれないかな?」
「「ええーっ!?」」
どどど、どういう事だ?
「ま、まあ、とりあえずここに座って、お茶でもどうぞ」
今川さんがいつの間にか椅子を出してお茶まで出してるし…凄いな。
「ふぅ…」
「じゃあ、自己紹介してもらっても」
「そうだな。私は1年A組の結城 玲奈だ。よろしく頼む」
ふーん、結城さんね…と言うか、この子かなり可愛いな。何か、アイドル向き…って言うのか?
「私は2年D組の今川 凪よ。よろしくね」
「同じく2年D組の波多野 秀樹だ。よろしくな。因みに俺は一応マネージャーだぞ」
はあぁ…あの事も話さないといけないのか…
「まあ、入部はいいとして、今アイドル同好会は廃部寸前と言う事を知っているか?」
「んんん?そうなのか?」
「何だ、知らなかったのか。とりあえず再来月、いや来月の頭までに部員を最低5人程集めないといけないのだが…」
「成程、そういうことか。そう言えば、私のクラスに一人アイドル同好会に興味を持って居る様な人がいた気がするぞ」
もしその子がうちに入ったとしても二人足りないがな。一応去年は三年生の先輩も二人居て三人体制だったのに…まあ三人と俺でも人手不足だったけど。
「まあ、とりあえずここら辺で一回お開きにしようぜ」
「そうね、もう結構いい時間だし」
「じゃあ、結城さんは入部、と言う事でいいかな?」
「よろしく頼むぞ、先輩」
「了解」
PM07:00 帰路
「はあぁ〜っ… いやぁ何か今日は色々あったね」
「ああ」
よく考えたら、毎日こうしてあの今川さんと一緒に帰れると言うのはかなり凄い事では無いだろうか。あぁ…幸せだな。
「さっきも言ったが、とりあえず部員を集めないといけない訳だ。何かいい案はあるか?」
「そうだね…じゃあさ、アイドル同好会のことを知らない人もいると思うんだよね」
「確かに、それはそうだな」
「だからさ、こういうアイドル同好会って言うのがあるんですよって皆に知ってもらうのはどうかな?」
「それはいい案かもな…でも、どうやって?」
「うーん…どうやってだろうね」
こう二人で話しながら歩いていると、この街のシンボルでもある「大谷の大木」の所までやって来た。
ん…?何だか急に天気が悪くなって来たな…
「あれ?急に雨が降って来たけど…」
そうこうしている間にも天候は悪化し、雷まで鳴り始めた。
「きゃっ!…あ〜びっくりした」
「一回大木で雨宿りしよう」
「そうだね」
雨は本降りとなり、雷もとどまる気配が無い。と、その時だった。二人の雨宿りしているあの大木に雷が落ちた。
「「わーっ!?」」




