幼馴染
やっと更新出来たー。
忙しくて更新するが遅くて申し訳ありません。
あれから、さらに二年たった。
正確には二年と六ヶ月、気付くと俺はもう四歳になっていた。
三歳の誕生日を迎えてから、父上からは剣術を母上からは魔法の使い方を教わった。いや、強制的にやらされたと言うべきであろう。
まぁ、どちらも天界にいた時に教わった事なので難しいと思ったり、分からないと思った事は特になかった。
俺は教わった事を次々と難なくこなしていった。
父上と母上はそんな俺を見て大はしゃぎしていた。
まぁ、確かにそうか。こんな小さい子供が一度見ただけでいきなり中級魔法を使えるとは夢にも思ってはいまい。
さっきから、父上は「流石、俺の息子だ。」と言い、一つ技が出来るごとに抱き付いてこようとする。
母上はその場でぴょんぴょん跳ね回り「ミナトは天才、ミナトは天才。」と変な歌を歌いながら父上が俺に抱き付こうとするのを近くのメイドさんと一緒に止めている。
まぁ、こんな事で喜んでくれるなら俺としても嬉しい限りだ。
って大分話が逸れてしまった。
そろそろ本題の方へ移りましょう。
俺は今とある家の庭で剣術の勝負をしている。
勝負している相手の名はギト、ギト・クワトロ。
ギトはクワトロ家の長男であり、次期当主である。クワトロ家とは皇帝国の四柱家で四大貴族の一角でブラム家と同じ位身分が高い大貴族だ。
クワトロ家とブラム家は古くから付き合いがあり今でも凄く仲が良いのだ。
ちなみに俺とギトは幼馴染で同い年。小さい頃からよく一緒に遊んでいる俺の唯一の友達でもある。と言っても、お互いまだ小さいのだが……。
おっといけない、本日三回目の勝負の始まりだ。
俺は慌てて指定の位置に戻った。
お互いに向かい合い少し離れた所で剣を構える。
これで準備は整った。
ギト家のメイドさんが「始め」と叫び旗を振り降ろした。
開始の合図とほぼ同時にギトが身体に風の魔法を纏って全速力でこっちに向かってくる。
俺は半歩左にズレて、剣で弾いて(受け流す感じ)ギトの剣の軌道を右にズラした。
ギトはすぐさま方向転換をしてまた、お互いに向かい合った。
(いつ見てもすごいな。俺ほどじゃないが四歳でこの魔法制御力、そしてこの剣術。やっぱり天才だな。)
その後もギトが攻撃、俺が防御といったスタイルのまま勝負が続き数分がたった。
ギトの息はかなり上がっていた。常に身体中を風の魔法を纏っていた為魔力をかなり消費している様だ。
それでもギトは攻撃の手を緩めようとはしない。
今度はギトが上から攻撃してきた。
太陽と重なって見にくいがタイミングを見計らって上手くかわした。
(鑑定眼のおかげで視力などがかなり良くなっているため、太陽と重なっていようが問題ないのは秘密だ。)
ギトは着地した瞬間も攻撃の手を緩めず俺を目掛けて剣に炎を纏わせながら突っ込んでくる。
俺はそれを水の魔法を纏わせた剣で受け止めた。そして、またしても剣の軌道をズラして回避した。
そんな調子で続けていると、疲れている為かギトが遂に隙をみせた。
俺はそれを見逃さなかった。
弱く握られていたギトの剣を弾き飛ばして、背後に回り足を掛け転ばせた、ギトの首の横に剣を突き付けた。
これで勝負はついた。
「そこまで」とメイドさんが叫んだ。俺は剣を下ろして、ギトに手を差した出した。
「はい、転ばせてごめんね。痛くなかった?」
一応謝らなくては、怪我とかしてないよな?
「大丈夫だ、問題ない。すまないな。」
と俺の手を取って立ち上がった。
「しかし、相変わらず強いなー、ミナト」
一見他の人からみたら無表情な顔だ。たが、知る人が見ればちょっと笑った顔で話し掛けてきた。
「其れほどでもないよ〜。」
と苦笑いをして答えた。
そう、ギトに比べれば俺は本当に大した事ない。
ギトの魔法と剣術はとても凄い。
剣術は鋭く、隙をあまり見せない。それに俺のフェイントを見破ってくる。
魔法もあまり無駄使いをせず、必要最低限しか使ってこない。
特に俺が驚いたのはスピードだ。
とても速く鋭い、何より俺のスピードに着いてくる。
俺みたいなチート人間が居なければ間違いなくここら辺で一番強い人間になっていただろうな〜。
将来、良いライバルになりそうだな〜。
いやいや、仲間(相棒?)にするのもありか?
んーー、悩むな〜。
ちょっとした将来図を描きながらギトとの楽しい時間を過ごしたのだった。
どうだったでしょうか?
楽しんでいただけたでしょうか。
次は兄妹との日常を描いていこうと思います。
どうぞ、お楽しみにーー




