表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/3

3、強制死亡イベント





「えーっと、レタスとキャベツを··········高ッ。米は··········5キロしか売ってねぇし、しかも高ぇ。また備蓄米売らねぇかなぁ」


そんなことを思いながら高校の帰りに食事の材料を買う。

今は消費税だの住民税だのが高すぎなんだよ、どうなってんだこの世界の政治は、国会議員の頭はみんな寝起きで寝ぼけてんのか?

つかなんだ住民税って、生きてるだけで金取られるとかやってることヤクザのみかじめ料と何が違ぇんだよ。


「はぁ、結局4日分で6000円も使っちまった」


そう思いながら重いビニールブクロを持ちながら帰宅する俺。

すると突然誰かが話しかけてくる。


「そこの貴方、神様を信じますか?」

「あ、ちょっと自分宗教上そういうのダメなんで」


そう言って話しかけてきた女をぶん殴った。


「俺は女性差別はしない主義だからさ、女でも平等に顔面を殴れるぜ」


そう言って顔面を殴られて歯の五六本吹き飛んで殴られた顔面と口抑え悶絶する女の腹を思いっきり蹴飛ばした。

蹴飛ばした時に「パンッ」と女の身体の中で何かが弾ける音がした。

2、3m程体を飛ばされ、地面に受け身も取れず落ちてくるとそのまま地面に落ちる卵のように「べちゃッ」という音が聞こえた。


女が痛みと困惑でわけのわからない顔をしていた。


「あぁ、そう言えばあんたは神を信じてるのか?信じてるなら祈ってみな、 。・・・あぁ、無理か」


「祈る手がねぇもんな」


そう言って右手と左手を足で踏み潰すと、ぐちゃッと言う音ともに肉が潰れ、骨が露出し、血が吹き出す。


「▆▅▆▆▆▆▅▅▅▅ッ!!!」


女は声にならない叫び声をあげるが、その前に極道が頭を踏みつけ顔面が地面に押し潰される。


「うるせぇよ、近所迷惑考えろ。・・・・あぁ、お前、考える頭もねェんだったな」


そう言って女の頭と顔面を潰した。

女の身体が2回ほど「バキッ!ぐちゃッ」という音ともに「ビクンッ!ビクンッ!」と痙攣して動かなくなる。


天の声:さて読者の皆様、この男、極道 薬剤が目の前の女を殺したのにはちゃんとした理由があります。

決して宗教に強い恨みを持っていたり、頭がおかしくなったわけでもありません。

この女は今世間を騒がせるバタン真実教という新興宗教の信者のひとりであり、暗殺者の1人だ。

このバタン真実教は多くの事件を起こしており、中でも最も話題となったのは渋谷のバイキングで起きた橋本テトロドトキシン事件だろう。

その名の通り、渋谷にあるバイキングにて橋本と呼ばれる男が食事に大量のテトロドトキシンを混入させ大勢の無差別殺人テロを起こした事件だ。

そんなヤバい組織の暗殺者、彼らはそれを断罪者と呼んでおり、主な活動は邪魔な人間や入団を断った者達の暗殺や他にも無差別殺人などといったテロなどを主軸としている。


そして今殺した女は以前にも1度極道を暗殺しようとしており、前回は失敗に終わっている。

しかし、その過程で10人の罪なき住人が犠牲となっており、その中には生後2ヶ月の赤ん坊も居た。


「そう言えば今日はゴミの日か」


そう言って放置する。

すると物陰から突然5人の清掃服を着たものたちが現れる。

今日は金曜日。

この世界で金曜日は殺人事件は起こらない。

死体が絶対にないからだ。


なぜなら金曜日になると彼ら回収員が死体(ゴミ)回収に来る。

どこに連れてかれるかなんて知ったことでは無い。知ろうとも思わない。

彼らは血痕から肉片の一片まで綺麗にどこかに持っていく。

何処からともなく現れて生きている人間には目もくれず、死体だけを何処かへ連れていく。


「今日の飯はオムレツかな」


天狐は腹を空かせてるだろうか。

以前のようにバタン真実教の暗殺者食ってないと良いけど。


余談ではあるが、以前天狐を人質にしようとしたバタン真実教のもの達は1人残らず天狐によって殺されている。

彼女は神だ、人間風情がどれだけ束になろうと勝てるわけが無いのだ。

そして天狐は人も食える神様なので、少しでも殺意や敵意を向けると平気で食べるし、製作者側がNTR絶対許さないマンなので催眠や毒などの類は一切効かないし、脅しなども嘘を見破る力があるので全く意味がないし、どれだけ魅了や顔が良くても天狐は人間の顔の善し悪しが分からないので大して意味がないという無敵。

ちなみに俺はそんな天狐に少しでもルートを踏み外せば殺されるという。


「でも天狐に食われるなら本望だなぁ」


などと馬鹿なことを考えながら天狐がオムレツを美味しそうに食べる姿を妄想して少しだけ早足になる極道であった。


「あ」


何かを思い出したかのように極道は足を止めると振り返る。


「今日はゴミの日だしちょうどいいな」


そう言って回収員を通り過ぎ、建物と建物の間の裏路地まで来るとそちらに目線を向ける。


「ヒッ」


そこには丸くなり怯える女。

その首にはペンダントがぶら下げられている。それはバタン真実教の断罪者にのみ付けることを許されるペンダントだ。


「ゴミはまとめて出さないとな」


「ま、まっ───」


そして回収員はゴミを回収し終わったのか、新たなゴミを回収する。


この世界に、金曜日は殺人事件が起こらない。

死体が見つからないからだ。


「さて、帰るか」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ