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初恋  作者: rein
第3章〜高校3年生〜
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95話「公立大学発表日」

先週、公立大学の試験があった。


今日は、その合格発表日。


一緒に結果を見て欲しいと、優大に言われ、私は優大の家に来ていた。


「桜が出れば、合格なんだよね?」


「うん、多分。そうやと思う」


パソコンで、合否を確認する。合格なら桜が舞い散るが、不合格なら文字だけ出てくる。


14時。時間だ。


優大は、自分の受験番号をパソコンに入力し、結果を見るを押した…。





【合格】




その文字と同時に、桜が舞った。


「おめでとー!」


私は優大に抱きついた。自分が合格したわけじゃないのに涙が溢れ出る。


「何でお前が泣いとれんて笑」


「だって、合格は嬉しいけど…」


優大は、大阪の大学に行くのだ。


だから、合格したということは、遠距離になってしまう。


「いつでも、会えるって。電車も飛行機もあるんやから」


「でも、やっぱり寂しいよ」


「じゃあ、俺受からん方がよかった?」


「ううん、受かってよかった」


「やろ?そんなずっと会えんわけじゃないげんから、そんな泣くなま。今すぐ大阪に行くわけじゃないし」


「でも、行くの早いやろ?」


「そうやね、3月の中旬くらいに行って色々準備せんなんしね」


「そっか…そんな早いんか」


「いつでも、会いに来るし、いつでも会いにおいで?」


「うん。行く。夏休みこっち帰ってきてや?」


「分かったよ。ってかこのやり取りは電車でバイバイってやる時にするもんやろ笑」


「優大、ドラマの見すぎじゃない?笑」


私は泣きながら笑った。


優大も少し涙を浮かべていたが、それは言わなかった。



「来週卒業式やな。」


「そうだね、早いね。」


「そういえば、クラス代表とかそっち決まった?」


「ううん、誰も何も言われてないよ」


「やよな。前日に言うんかな?」


クラス代表に選ばれた人は、卒業証書の時に全員の名前が呼ばれたあと、壇上にあがり、卒業証書を貰うことになっている。


「ということは、選ばれた人は前日に練習しなきゃいけないんだね」


「そうやな。まぁ、俺は選ばれんくても練習せんなんけど」


優大は、生徒会に2年ほど務めていたので、表彰されるのだ。


「そっか、頑張って」


「おぅ、じゃあまた前日に」


「うん。あ、卒業式終わったら最後に一緒に帰りたいんだけど、いい?」


「うん、いいよ。一緒に帰ろう」


「じゃあ、またね。バイバイ」


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