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初恋  作者: rein
第3章〜高校3年生〜
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72話「ルール決め」

「神崎、生徒会大変なんやって?」


「そうなんですよ、昨日集計して結果は出たんですけど次ルール考えなきゃいけなくて」


朝、学校に行くと担任の奥村先生に話しかけられた。


「大変やな、放課後また頑張るんか?」


「放課後とお昼ですね。朝は時間ないので」


「頑張れや、皆今年の体育祭楽しみにしとるみたいやし」


「期待裏切らないように頑張ります」


確かに最近体育祭の話がちらほら聞こえる。


昨日も放課後話したことがない男子に、種目決まった?などと聞かれた。


「怜奈おはよ!」


「美鈴、梓おはよ」


「種目決まった?」


「決まったよ〜でもルール決まるまで内緒〜」


「えーけち!」


「お楽しみに〜なるべく早く決めるからさ!」


「もしかしてそれも全部決めるん?」


「そーやー」


「めっちゃ大変やん」


「まぁね笑でもやりがいあるから頑張れる!」


昼休み、お弁当を持って生徒会室へ向かった。


まだ、誰も来ていなかったがすぐ会議を始められるようにホワイトボードや必要な物を準備して待った。


「お疲れ〜準備万端やん」


「皆揃ったし決めよっか」


「騎馬戦と小綱取りは皆分かるし大丈夫やろ」


すると、海斗くんが、


「小綱取りってどんなんけ?」


と言ってきた。確かに男子にとっては無縁の競技。知らない人がいるのも無理はない。


「小さめの綱を真ん中に置いてそのサイドに両チームがおれんね?で、合図とともにその綱を取りに行くんやけど、自分の陣地まで運べば点が入る。でもそれまでに別のチームの人が横取りしてok」


「中学の時女子怖って思ったわ」


「あれは、怪我人続出や」


「まぁ、確かに怖いねwでも楽しいよ」


「制限時間は?」


「2分くらいかな?長すぎてもつまらんし」


「騎馬戦は男女ともに分かるから飛ばすぞ、次は障害物借り人競走やな」


「借り人ってどういう感じにするん?」


「数学の先生とか、〇〇を持っている人とか」


話していると色々な物が出てくる。とりあえず借りる人のことは後でに置いといて障害物について話すことになった。


「網くぐるとか、風船割るとかでいいんじゃない?」


「誰にでも出来るものがいいよね」


竹馬は得意な人、苦手な人に分かれるため却下。私は後者だ。


「何個くらいいる?障害物」


「3~4くらいじゃない?」


「じゃー、風船割り、網くぐり、玉入れかな?」


「網くぐりは借り人と一緒にしてもらう?」


「そーやね」


次の話をしようというところでチャイムがなった。


「じゃー続きは放課後に」



-放課後-


「じゃー、部活対抗リレーかな?次決めるの」


「部活対抗リレーもそのままじゃない?」


「部活で使うものとか持って走ってもらったらいいんじゃない?」


「何人いる?6人くらい?」


「そーやね、女子半周、男子1周くらいでいいんじゃない?」


「エントリーかけてやらん?強制はちょっと可哀相かも」


それもあったが、男子しかいないところ、女子しかいない所があったため、ハンデなど考える必要があった。そのため、部活対抗リレーはでる部活が決まってから決めることとなった。


「先生と生徒のリレーは?」


「生徒、先生それぞれで話し合ってもらう。一学年2人ずつで、先生は6人」


「学年集会的なもの開かせてもらうか」


「そやな、やしこれも決まってからーかな?決めるの」


「とりあえず大まかなことは決まったな」


「そしたらあとは神崎、頼んだ」


「はーい、でも明日ね。今日はこれで終わり。頭の中ごちゃごちゃしとるからどう書いていいか分からんし笑出来たら言いに行くし待ってて。なるべく早く仕上げます」


「よろしく頼んだ」


とりあえず家で少し考えてみよう


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