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初恋  作者: rein
第3章〜高校3年生〜
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67話「水族館デート」

「ねぇ、今度どっか行かん?」


来週、再来週は三連休。特に予定もなかったので、優大とどこかデートに行かない?と聞いてるところ


「いーよ、俺も暇やし」


「やった!どこ行く?」


ここは?あこは?と色んな場所が飛び出し、最終的に


「じゃあ水族館は?」


「うん!行きたい!しばらく行ってなかったし」


「俺も。小学生の時以来w」


「そーなん笑じゃあ、来週水族館だね」



という話をしていたのに…



『明日からの三連休は台風が接近する模様です』



「台風だね…」


「そやなー、今週は諦めて来週にしよっさ。2週連続で台風なんてこんて」


「そだね、じゃあそれまで勉強がんばる!」



そんなこんなで今日。水族館!

とてもいい天気でデート日和♪


「電車で水族館行くの初めて」


「確かに」


朝早く起きて服選んで、髪の毛セットして、化粧もして、朝からワクワクドキドキだった。


「今日の服あんま見たことないな?」


「うん、デートのための服笑」


前からあったのだが、普段着で着るにはお洒落すぎたため、これはデートで着るって決めていた。


「そーなん、いいやん。可愛い」


「あ、ありがと」


服を褒めて貰うのにはあまり慣れてなかったため驚きながらの返答になってしまった。



水族館に着き、チケットを購入し、私達は中に入った。


「こんなんやったっけ?何か色々変わったな」


「そりゃ、何年も来てなかったら多少は変わるでしょ」


「お、ジンベイザメおるやん」


何だか、小学生の頃の優大を見ているみたい。

はしゃいでいる姿が子供っぽい。


「怜奈、今子供っぽいって思ったな?」


「え、ううん。そんなことないよー」


「いや、絶対思った」


「そんなことないってばー!ほら、行くよ」


思ったけど、その話を遮り私は優大の手を掴んで歩き出した。


「そんな急ぐなってー」


「だって優大が…」


「ほら、もっとゆっくり見よ?」


優大が手を握り直し私達はゆっくり鑑賞を始めた。



「もうすぐイルカショーの時間や」


「行く?」


「行きたい!」


その場所に居ると人がたくさん。でも運良くちょうど真ん中に2席空いていたため、私達はそこに座った。



イルカショーが始まると小さな子供たちがはしゃぎ始める。


「可愛い」


「お前もあんなんやってんな」


「優大もでしょ?」



イルカショーを見終わり私達はまたブラブラ


「ね、見てペンギン!」


そういい私が振り返ると


パシャ


シャッター音が聞こえた


「ねー、何w撮らんといてよー」


「いや、あんまりこうやってはしゃぐ怜奈見たことなかったからつい」


「それなら2人で撮ろうよ」


私達は水族館の中のカップル向けの写真撮影場所に行った。

そこは、ピンクのイルカと青のイルカがハート型を作っている絵が書かれており、その中心に立って撮るというもの。


「写真お撮りしますか?」


スタッフの人がら声をかけてくれたので、お願いした。


「彼氏さんもっと笑ってください」


「緊張してるの?」


「してねーよ」


「じゃあ笑えるよね〜?笑」


「はい、お撮りしまーす!はい、チーズ」


「ありがとうございます」


携帯を受け取り写真を見ると二人ともいい表情だった。


優大に送るとすぐ保存していた。


「保存するの早w」


「なんか、ついw」


「今日は楽しかった。ありがと」


「こちらこそ」



電車に乗り、私達は帰った。

家に入ろうとした時


「怜奈、これ」


優大がくれたものは小さなイルカのぬいぐるみ。

でもそれは、


「お揃い。ピンクと青の」


「もしかして、あの写真撮影場所の横にあった…」


「そう、スタッフの人が彼女さんとお揃いでいかがですか?って声掛けてくれて、怜奈が写真撮ってくれたスタッフの人と話してる時に」


「そうなんや、ありがと。大切にする!」


「今日はありがとな、またどっか行こっさ」


「うん!」


先週は台風で落ち込んでいたけど、今日は楽しくていい1日だった。

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