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初恋  作者: rein
第2章〜高校2年生〜
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42話「テスト勉強③」

テスト勉強3日目

今日は晴れてとてもいい天気

私は家を出る前に部屋のチェックをもう1度行った。

今日優大が家に来るから。


今日は何故か短縮授業でいつもより早く学校が終わった。

掃除をして学校を出て、自転車小屋に行くとそこに優大がいた。タイミングがよかった。


「掃除終わったん?」


「今日なかってん」


「そうなんや」


「たまたま会ったし一緒に行くか?」


「うん」


いつもなら友達が隣にいるのだが、今日は2人とも予定があり、いない。


私達は2人で校門を出た。幸い誰にも見られていない。


「何か変な感じするね」


「確かにな。一緒に帰ることなんて滅多にないしな」


話しながらだったからなのかとても早く家に着いた気がした。



家に帰ると誰もいなかった。


「鍵持っとるん?」


「大丈夫」


お母さんに出かける時は鍵を置いていってと言ってあったため、鍵はちゃんとあった。


「どーぞ」


「お邪魔します」



一緒に勉強をして3日目だからなのか緊張せずに話しながら勉強をした。

勉強と言っても終わっていない課題を終わらしているだけなんだけど…


「まだ終わってないの?」


「まだまだ終わる気配がございません。怜奈終わったん?」


「当たり前じゃないですか。だって明日からテストやよ?」


「さすがやな。手伝ってくれや〜」


「字でバレちゃうからダメですー」


「けち」


子供かよwと、心の中で思った。


「うちは自分の勉強しますー課題今日で終わらせてね」


「鬼か」


「まだそんな残っとるん?」


「もちろんさ!」


威張って言っても格好がつかない。

まぁ、頑張って。そう冷たく接して私は自分の勉強を始めた。


少しの間、鬼やらけちやらと騒ぎ立てていた優大だったけど、しばらくすると大人しく課題に取り組んでいた。



案の定、あっという間に時間が過ぎていった。


「帰りたくねー。こんまま課題ここで終わらしてー」


「ダメですよ、帰らなきゃ。終わらせなかった優大が悪いんでしょ?泊まりは春休みに!ね?」


そう言って私は優大を家に帰らせた。



さぁ、明日からのテスト頑張るか!

そう意気込んでまた私は勉強を始めた。

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