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目覚め

目が覚めると、知らない天井が見えた。

寝ぼけながらも、自分がよく分からない場所に来てしまったという事実を認識し、がばり、と身体を起こす。

辺りを見渡す。何の変哲もない部屋だ。窓と、机と椅子、外に出るための扉がある。


ふと、鼻腔に花の香りと、何やら香ばしい香りが入ってくる。花はともかく香ばしいのは何の匂いだろうか、と思わずぼーっとしていると、急にドアノプが動いた。ビクッと身体を震わせる以外の反応をする暇もなく扉が開かれる。

「よぉ、目が覚めたか?」

扉から現れたのは..人ではなかった。人の形をした龍、いや龍の形をした人だろうか。困惑しながらその真っ黒い男を見ていると、再び口が開かれた。

「あぁ?何ガン飛ばしてんだ?そんな得体のしれないモノを見るような目ェしやがって」

少々威圧的な口調にほんのちょっとだけ怯えながら、こちらも言葉を返す。

「だ、だって、気がついたら知らない場所にいたし貴方みたいなのもみたことないから..」

それを聞いた彼は首を傾げたが、やがて得心がいったようにあぁ、と溢す。

「そうか、お前にとっちゃここは知らねぇ場所だもんな。俺ぁリンドウってんだ。見ての通り龍族さ。お前は?」


そんなバカな。

龍族なんて本やアニメとかでしか聞いたことないぞ。

そうかこれは夢か、と頬をつねってみた。

普通に痛い。どうやら現実のようだ。

そうこうしてるうちに呆れたような声。

「何やってんだ?いいからさっさと名乗れよ。まさか忘れちまったのか?」

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

拙い文章ですが、これからも暖かく見守っていただけると幸いです。

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