神才の少女、果物を食べる
着せ替え人形になった翌日
私は
「なにこれ!おいしい!」
そう言いながら人生初の甘味という名の
果物を食べていました!
事の経緯は
「誕生日だけど毎年変わらなくて味気ないねぇ(オオカミ4)」
「仕方ねぇだろ?この森は果物もすくねぇんだから(オオカミ3)」
そう少しふてくされたような顔?でオオカミさんは言っていた
それはそうと
「くだもの?ってなーに?」
そう、私はくだもの?を知らないのだ
「果物っていうのは甘くて物によっては柔らかくて美味しいんだぜ?(オオカミ3)」
「やわらかい?お肉みたいってこと?」
「肉とは別の柔らかさっつーか、(オオカミ3)」
「それにあまい?ってなーに?」
私はあまい?も知らないのだ
少し小首をかしげながら疑問符を浮かべた顔で私は言っていたんだけど
オオカミさんは説明するのにう〜ん、って悩んでいた
「甘いっていうのはなぁ、なんか、口の中が幸せっつーか、なんて言えばいいんだ?(オオカミ3)」
オオカミさんは他のオオカミさんに助けを求めるように視線を送ったけど
「知らないわよ?あんたから説明しだしたんだから(オオカミ2)」
っていう具合にあしらわれてい
あまい?ってなに?
「...(オオカミ3)」
オオカミさんは説明を放棄して黙っちゃった
そうしたら仕方ないわねぇ、といった感じでオオカミさんがオオカミさんに
「食べさせてあげればわかると思うからまずは果物を食べさせればいいじゃない、(オオカミ2)」
それを聞いたオオカミさんは確かに!と言った感じの顔で
「それだ!(オオカミ3)」
と言った後にオオカミさんはすぐに駆け出してくだもの?を取りに行った
それを見たオオカミさんは「落ち着きがないねぇ、(オオカミ2)」と呟きながら見送っていった
私は「いってらっしゃーい!」と手を振った
それを見たオオカミさんは
「あんたは本当にいい子ねぇ、(オオカミ2)」
と言いながら人になって撫でてくれた!
嬉しい!
「ねぇ、なんでオオカミさんたちは人の姿になれるのに人里に行かないの?」
それを聞いた瞬間オオカミさんは少し怖い雰囲気になった
「聞いちゃだめだった?」
「いいや、全然いいよ?(オオカミ2)」
そう明るい表情で答えるオオカミさん
一体何に対して暗い表情になったのか私はとても気になった
そうしてしばらく話していたら
「果物取ってきたぞ〜!(オオカミ3)」
そう言って帰ってきたオオカミさんはくだもの?を差し出してきた
「赤いけど、なにこれ、これがくだもの?なの?」
「今回のはリンガっていう果物でな赤くて甘酸っぱくて美味しいぞ!(オオカミ3)」
そう言いながら見本と言わんばかりに目の前でオオカミさんはかぶりついた
「...これって本当に食べていいやつなの?」
そうオオカミさんに不安そうに私はたずねたけど
「ま、食べればわかるわよ(オオカミ2)」
そうして食べてみたら
「なにこれ!おいしい!」
と言った感じに人生初の甘味を味わっていました!
「これが甘いっていうんだね!」
そう言いながら笑顔で返事をしたら
「かわいいなぁ、お前は、(オオカミ3)」
と頭を肉球で撫でられた
私は今リンガを味わっています!




