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ACTorDIE!〜声優業界下層階級哀話〜  作者: 野乃々田のの
第2章 雛沢ももえの窮境
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2ー1 「会員制未成年売春クラブ『CLUBハニー』」

 達川は都内某所の奥まった場所で運営されている非合法の会員制未成年売春クラブ「CLUBハニー」のCランク会員だった。


 このクラブの会員は入会手続きののち、所定の審査を経てランクが付けられる。有力政治家や官僚などはSランクに分類され、名の通った実業家や行使出来る影響力や実権がやや弱いと判断された政治家、大物芸能人などはA。以下、社会的地位や収入・経歴(特に賞罰の有無)などによってB・C・D・Fの何処かに振り分けられる。その後繰り返し利用する事でランクが上がっていく。

 ランクによって変わって来るものは、ズバリ抱ける女の質だ。

 筋金入りのロリコンばかりの会員の中で実際にローティーンの日本人少女を抱けるのは該当会員わずか数名と目されるSランクのみで、以下A、B……とランクが下がる毎に女共の年齢が上がり、外国人の比率が増えていく。最低ランクのFともなると「童顔だが体つきと体臭と肌のハリはキッチリ三十路の38才国籍不明女」なぞという、もはや何故コイツを金を払って抱かなければならないのかという様なヤツとエンカウントするはめになる。

 が、それでも会員達は文句は言わない。

 如何に年嵩であっても、洗濯板の様な胸と浮いた肋骨、骨張ったケツを眺めて撫でてイマジネーションを働かせれば未成年を犯している気分はそこそこに味わえるし、通い詰めればランクが上がり、若い国産女を抱ける確率が高まるのだ。

 女達はみな様々な非人道的・超法規的手段を使って国内外から性処理用に集められる。どいつもこいつも幼少期から苛烈な精神的・肉体的苦痛に身を晒し続けて来たからか、一様に虚な目をしていて感情の起伏に乏しく、その傾向は年齢が若ければ若い程顕著である。

 故、基本的にフツーにヤると皆マグロになってしまう。これが困る。だから会員達は別料金を払って暴力という「刺激」を与えて、女共から反応を引き出す。素手による殴打、鞭打ち、蝋燭、電撃、三角木馬といったオーソドックスな物から、焼きごてやピアッシングといった確実に跡が残ってしまう様なプレイを常軌を逸した額の金を積んで愉しむ金持ちもいる。中にはプレイ中にリミッターが壊れて発狂してしまう女もいるが、それはそれで一つのアクシデントとして楽しい。尚、使い物にならなくなった女がその後どうなるのかは、会員達はもちろん知らない。幸せな未来など訪れないであろう事は間違いないが。

 アニメファンの間ではそれなりに名が知られ相応の収入もあった達川は、入会こそ許されたもののランクはEからのスタートであった。その後3年程店舗に通いつめて800万円程を注ぎ込み、他の店で出て来たなら鉄拳を叩き込みながらチェンジするであろうクラスの女を耐え忍びながら抱き続け、口が固くて同じロリコン趣味がある子分格のスタッフや声優を数人会員に引き入れた事でようやっとCランクに上がり、ミドルティーンの女をあてがって貰える様になった。

 入会や昇級の査定基準は全くもって謎であった。が、噂では「ストライクゾーンは3才から11才」と公言して憚らぬ超有名国民的アニメ監督・那須川透はCランクスタートだったそうで、入会すれば即幼女とハメハメ出来ると思っていた本人はその審査結果に大いに憤慨したという。世界中で作品を評価され、恐らく史上最も偉大なアニメ監督として多くの人に認知されているあの那須川さえCランクとは…と、達川はアニメ業界関係者の社会的地位が未だに低く見積もられている現実をなんとも妙なきっかけから突きつけられたのだった。


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