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美少女がいないラブコメ  作者: トロマン
始まりの予感
1/8

プロローグ

ラブコメに必要なものは何か。

現実にはない輝き。

胸を高鳴らせるときめき。

そして何よりも、美少女。


俺、高橋歩は、顔は超絶イケメン、中身はゴットオブイケメンの高校二年生だ。頭はハイパー良く、模試では全国一位が当たり前。さらに、運動部顔負けの身体能力を持つ、現人神と言っても過言ではない。

「行ってきま〜す」

そんな俺が、モテないなんてことはありえない。当然、通学路は、俺を慕う美少女どもがあふれかえる、楽しい修羅場になるはずだ。なるはずなんだ。

「おっは〜、歩。わ!?どうしたのその顔。大丈夫?朝ごはん食べた?ちゃんと寝ないからそうなるんだよ。も〜、ほんと歩は私がいないとダメなんだから」

「歩、どうしたんだ、いつもの君らしくないじゃないか。もしかして、眠れなかったのか?それなら、今日から私が抱き枕になってあげるぞ。ッ!そんなに照れないでくれ///私の方が照れてしまうじゃないか」

「高橋くん、大丈夫ですか?何か困ったことがあるんだったら、わたしに相談してくださいね。高橋くんのためだったら、わたし……」

「せ〜んぱあい、辛気臭い顔してどうしたんですか?あ、私のこと思い出して、生活に手がつかなかったんですか。うわ〜、先輩てそんな感じの人だったんですね、変態すぎます」

声だけ、声だけ聞けるのなら、幼馴染美少女、生徒会長美少女、眼鏡っ子美少女、後輩美少女を想像するだろう。それは正しい。俺もそう思う。

だが、目を開けてみよう。そこにはなにがある。目を逸らしてはいけない。これが現実なんだ。

そう、

こいつらは、”ブス“なんだ。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 運動神経抜群ただしブス 天才ピアニストただしブス 1000年に1人の逸材ただしブス スタイル抜群ただしブス ブスというパワーワード(笑) [気になる点] 美少女は居なくても、超絶可愛い 男…
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