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705 眠いよね ☆
オリンピック。4年に1度の大会。今回はパリ。観たいけど、時差が……。結局は、結果をテレビで知るだけになっていた。それも仕方ないとは思う。眠いから。
そんな時、ある試合が午後9時頃に放映されていた。なんとなく気になり、わたしは観ていた。すると、段々と白熱してきた。わたしはテレビをずっと見つめ続けた。
そんなわたしを見ていたのは、ウチの子だ。もう眠いのだろう。わたしの方を向いて、半分寝ている。
ウチの子は、基本的にわたしと同じ時間に寝る。だから、わたしが寝るのを待っているのだ。
しかし、今わたしはオリンピックの競技を観たい。既に興奮気味である。わたしがガッツポーズをした時、ウチの子は起きて、わたしを見ていた。
うん。ごめん。遅くなっちゃったよね。そろそろ寝ようか。わたしは電気をそっと消した。
眠い…。
あ、起きてた? でも眠そうだね。




