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誓い

<誓い>


 酷い激痛が頭を駆け巡り思わず顔がゆがむ。

(茉奈!…未那!…)

藤崎が目を開けると見慣れない部屋が映った。

「ここは…」

あわてて体を起こして見渡した。視線の左下のほうに黒いものが映った。視線をそれに向けると、髪の毛だった。

(!?・・・)

恐る恐る髪の毛の持ち主の顔を覗き込んだ。

「…未那!?…未那!未那!」

藤崎は、未那の体を揺さぶる。

「ん?…なに?…あぁ…頭痛い…もうちょっと眠らせて、お願い…」

藤崎は、未那を抱き締める。

「よかった…よかった…戻って来たんだ…」

「ちょっとぉ…えっ…どして?…泣いてるの?何があったの?」

藤崎は未那の肩を掴んで未那の目を真っ直ぐに見つめる。

「未那、君の事は俺が守る、絶対に…茉奈も護って見せる」

「え…えっ…護るって…え…茉奈って…だれ?…」

「未那…結婚してくれ!必ず君を護るから!」

「ええっ…は、はい…」

藤崎は、再び未那を抱き締める。



大切なものを

護れなかった悲しみは

    心が砕け散る程に深いものだった

 

大切なものを護るために

   何が出来るのだろう

 

  いや、出来ない事でもやらなければ・・・


  あなたを護る・・・そう心に誓おう

   この・・・命の限り


  大切なあなたを・・・護る


・・・今度こそ・・・必ず!


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