クラウド
試しに書いてみました。
反響があればしっかりと登校します。
「優くんおはよう」
俺は通学途中に女子から声をかけられる。
「ねぇ、無視しないでよー」
彼女は俺に声をかけてくる。
俺はこの女子は誰なのか自分の記憶をクラウドから探す。
「あー、佐倉さんおはよう」
俺の記憶クラウドから探し出したこの女子の名前、「佐倉鈴音」
俺は何気ない挨拶をしながらこの通学路を歩いている。
先に言っておくが断じて友達では無い。
俺たちは記憶をクラウドにアップして保存しておくのだ。
俺達の曽祖父、曽祖母の時代には無かったことにらしいが俺たちには当たり前の事だ。
今では人口の全ての人間が脳内にマイクロチップを埋め込み生活をしている。
マイクロチップのおかげか自分以外の単純な感情は言葉を返さなくても何となく分かるようになっている。
生まれてまもなく埋め込まれてそのおかげが両親は赤ちゃんが何を欲して泣いているのかがわかるようになり随分と育児が楽になったそうだ。
皆は違うのかもしれないが俺は基本些細なことでもクラウドにアップするのが癖になっている。
佐倉の事をクラウドから引っ張ってくるくらいなんでもクラウドにアップしてしまう。
普通はここまでやらない。
名前くらいならそのまま覚えるやつの方が多いし、わざわざクラウドを開くのも面倒だからだ。
クラウドに保存ができると試験などでも有利だと思われるが試験中はクラウドに接続できないようになっているため結局は地頭が必要なのである。
詳しくは分からないがクラウドの容量は決まっているらしくすべて保存ができるわけでは無いみたいだ。
前にどれだけの情報がクラウドに入るのか試した人がいるらしいのだが噂によればその試した人は頭がおかしくなったと言われている。
俺はそんなふうになりたく無いし試したいとも思わない。
登校しながら今日の時間割をクラウドから引っ張ってきて憂鬱になる。
「今日は朝から体育か」
ぼそっと独り言を言った俺に佐倉は反応を示す。
「そんなに体育嫌なの?楽しいじゃん」
俺はため息をつきながら返す。
「お前みたいにバスケ部で元から運動できますって奴はいいよな。俺みたいに家に帰るまでが部活の帰宅部には地獄の授業だよ」
「帰宅部でも運動できる人はできるじゃん」
佐倉にごもっとな事を言われ俺はぐうの音も出ない。
こんな感じで俺の学校生活は始まる。
試しに書いてみました。
反響があればしっかりと登校します。




