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完結ブーストを観測していただけなのに、日間完結ランキング2位まで行った話  作者: ましろゆきな


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完結後4〜5日目:まさか日間完結2位まで行くとは

 7月31日。


 18時。


 ランキング更新の瞬間を見ていた。


「ぎゃーーーーーー」


 思わず声が出た。


 日間総合・完結済み3位。


 1位。

 2位。

 (王冠)3位 ← そこに、見慣れた作品名があった。


 数日前まで、私はこう考えていた。


「完結ブースト、今回はどうかな」


「いつも通り、2〜3日で落ち着くかな」


 それが、完結から一週間近く経った頃。


 まさか、初めてトップ3に入るとは思っていなかった。


 この日のPVは85,137。


 ユニークアクセスは10,093人。


 どちらも、この一週間で最高の数字だった。


 時間帯を見ても、0時台に2,787PV。


 18時台には4,697PV。


 一日のどの時間を切り取っても、誰かがこの作品を読んでいた。


 普通、自分の作品がランキングトップ3に入る瞬間を、リアルタイムで見る機会はそう多くない。


 でも、この日は偶然、その瞬間を画面の前で見ていた。


 8月1日。


 3位のまま、一日が終わった。


 上がりもしない。


 下がりもしない。


 それだけだった。


 でも、それだけで十分落ち着かない一日だった。


 そして、8月2日。


 11〜12時のランキング更新。


 日間総合・完結済み、2位。


 一週間前には、想像すらしていなかった場所にいた。


 この日のPVは77,558。


 前日、前々日と比べると少し落ちている。


 それでも、順位はさらに上がった。


 読まれている量と、見つけてもらえる位置。


 それは、必ずしも同じタイミングで動くわけではないらしい。


 そのことに、この時はまだ気づいていなかった。


 ただ、目の前にある「2位」という数字を、何度も見返していた。


 8月2日の夜。


 ふと気づいた。


 少し前まで、ランキングは自分には関係のない場所だった。


「1位ってすごいな」


「上位の人たちは、別世界の住人だな」


 そうやって、外側から眺めているだけの場所だった。


 それが今、自分がその中にいる。


 観客席から見ていたはずの場所に、いつの間にか当事者として立っていた。


次回、動いたのは『お迎え』だけではなかった。

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