8.スキル
【ステータス】
名前: 三雲 瑛雅
レベル: 21(UP!)
称号: 勇者
戦闘力: 43(+3)
持久力: 42(+2)
魔法力: 43(+3)
魔力量: 42(+2)
器用さ: S
運: S
戦闘力と魔法力が3上がって、持久力と魔力量が2、か……。
これからはソロでやっていくつもりだから、できれば持久系のステータスの方が上がってくれた方が良かったかもしれないが……まあ良しとしよう。
あとは、スキルについてだ。
『勇者』の称号は伊達ではなく、火・水・土・風の4元素魔法に加えて、バフや回復系の光魔法も獲得している。
魔法力が43にもなれば、そろそろ中級クラスの魔法も使えるはずだ。
試しにダンジョン(我が家の畑)に入り、魔法を試してみることにした。
「【ウォーターポンプ】!」
唱えると、勢いよく大量の水が噴き出してくる。これで毎日の水やりは楽勝だ。
続いて【ウインドカッター】で雑草をキレイに刈り取り、【ランドウォール】という土壁を作る魔法を応用させて、美しい畝を作り上げる。
刈り取った雑草は【ファイヤー】でサッと燃やして香ばしい堆肥を作成。
さらに日差しが少ない場所には【ライトボール】を浮かべて日光を補う。
「なるほど……勇者の魔法って、畑仕事をするためにあったんだな!」
「そんな訳あるかい!」
いつの間にか隣にやってきていたユキちゃんから、すかさず関西風のツッコミが入る。同時にお尻をピシッと叩かれた。
(……よ、幼女に叩かれて興奮なんかしないんだからね!)
と心の中で必死に言い訳をしつつも、密かに少し嬉しくなってしまっている俺だった。
それにしても、勇者固有のスキルとしては戦闘スキルとしては、ソロで活動するのに便利なスキルが目白押しだ。
元々はパーティーのリーダーとして期待されていたはずの称号なのだが……。
(これ、『勇者』と言うより……『勇者』なのでは……?)
一人で立ち向かい、突き進む勇気を持った者。それこそが『勇者』。
「それ、あながち間違ってはおらんぞ」
「あ、ユキちゃん! 恥ずかしいから心読まないでよ……!」
「いや、勝手に聞こえてくるものは仕方ないじゃろ」
「他には……読んでないよね?」
「うむ。全ての思考が聞こえる訳では無いからの」
良かった……と胸を撫でおろした瞬間、
「まあ、お主が儂に叩かれて喜んでおることだけは、ハッキリ知っておるがのう?」
ユキちゃんはパチッとウインクをして、満面の笑みで俺を見上げてきた。
ヤメテクダサイ。俺の精神力が持ちません。
「何を言っておる。それを含めて、お主と良い感じになるように考えておるのじゃ。はようレベルを上げてたもう」
「……光栄です。まあ、そろそろ本格的に初級ダンジョンに行ってみるべか!」
ようやくダンジョンに挑戦⋯。
と思いきゃ、次話はプールに遊びに行きます。
エイガさん。ずっと働いてきたからご褒美です。
私にも、ブックマークと評価って言うご褒美欲しいなぁ⋯。って事で、よろしくお願いします!
なんてね!




