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チートゴースト2 アナザーワールド  作者: 未知風
三章「敵に回すと厄介になる女」
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一話「噂に幽霊あり」

私たちは何も無い平凡な道を歩く。いや、それは違うか。里を出ていつからだろう。いつの間にか霧が辺りに出ていた。ゆらり黒い影が前から見える。


「ねぇ、おやじさん。聞いたかい。あの町に出るって話よ」

「何が出るって?」

「アレだよ、アレ」

「あぁ、モグラかい」

「違うわい。幽霊つーもんよ。人の体に乗り込んでは悪事を働かすんだってよう」

「そりゃあ、とんだモグラだねぇ」

「モグラちゃうちゃう。幽霊や」

「すまんのう。ちびってもうた」

「なんじゃとー!!」


私たちはその会話を聞きながら目の前にいる二つの影に向かって走るが、追いつかず会話が終わるにつれて次第に消えてしまった。しかしその代わりにあったのは大きな城を構えた町だった。町の名前が書かれた看板があった。


幽快ゆうかいな町』


アルファは私たちを見て言う。


「ここにいるかもな、あの……何だっけ?」とアルファ。

「花咲さんか?そんなわけ……」

「いや、吉田、さっきの話はその人だとは思わないか?……んまぁ、それより桃姫、青白い顔してどないした?」

「ここに入るの?私、やだよ。不気味」

「怖くないよ。幽霊はただのからくり人形だからね。ほら、あとは暗い町だから」


私は静かにアルファに聞く。


「彼女、怖いの苦手?」

「あぁ。幽霊好きのユリのせいでな。お前のとこのユキも好きだろ。二人して興奮してるし」


私が見ると、彼の言う通り彼女たちは興奮しながら町を見ている。私たちは怖がる彼女を何とか説得させてこの町に入るのだった。

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