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秋初月2日目



半月前に拾った猫は俺に懐いている。

黒猫。

黒猫さまを思い出して、ちちちと舌打ちすれば肩に乗っかってきたからそのまま拾ってしまった。

現在、黒猫さまの護衛をした経験を生かして猫可愛がり中である。

嫌がられないタイミングも知り尽くして、気まぐれな猫をこの手の思うがまま。

ロンディに爪痕が増えていくのを見て笑う日々が続く。


ギルドの依頼をこなすために宿に猫を預けても、いつの間にか俺の後をつけてきている。

侮れない猫ではあるが、そのつぶらな瞳がかわいくてかわいくて。


今日も、魔物討伐依頼に森の中へと行きながら振り返れば猫がいる。(おぉ、なんか聞いたことがあるようなフレーズが出てきた)

けれど最後の一匹を倒し終えて、振り返ったら猫はいつのまにかいなくなっている。

いつもそうだ。

魔物を倒す前はいる猫は、任務完了とともに消え去って。

夜が明けて目が覚めると布団の中に入り込んでいるのだ。

なんとも不思議な猫である。




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