IF:続・続・続妹編
そして。
さらに何日も過ぎたある日。
私の隣で。
今日もあきら様の白い指先が、お兄ちゃんに触れている。
「――っあ」
お兄ちゃんはいつものように快楽の吐息を漏らしている。
羨ましい。
幸せそうだ。
……もう駄目だ。
私も、あの快感を味わいたい。
我慢できない。
何を引き換えにしてもかまわない。
そして。
いつものようにあきら様は私の方を見て問いかける。
「真理ちゃん。してほしいことはない?」
その問いに……
私は躊躇いなく答えた。
「お兄ちゃんと同じことをしてほしいです」
「そう?ならお兄ちゃんと同じことを誓わないとね」
あきら様はにっこりと笑ってそう言った。
「はい。あきら様。これからは何でも言うことを聞きます」
「だから、ベルトを外して……可愛がってください」
あきら様は笑顔で続けた。
「真理ちゃんは今日で何日?」
え……わからない。
数えてない。
何日目なんだろう…
そう考えながら、私は素直に答えた。
「わかりません」
その答えに、あきら様は絶望的なことを言ってきた。
「あらあら。朝人君を見習いなさいね」
「わからないならはずしてあげられないわ」
「だって、まだ三日しか我慢してないかもしれないでしょ?」
あきら様は続ける。
「じゃあ今日が1日目ね。」
「これからはちゃんと数えるのよ」
「朝人の場合は、最低2週間は我慢が必要なの」
「真理ちゃんは女の子だから……ひと月くらいは我慢できるわね」
「がんばってね」
そう言って去ろうとするあきら様を必死で引き留めた。
「あきら様」
「もう何か月も我慢しています」
「お願いします。可愛がってください」
「本当に、何でも言うことを聞きますから」
あきら様は立ち止まってくれた。
「そう?でも、私も忙しいの」
「真理ちゃんは気持ちよくなりたいだけでしょ?」
あきら様は全部分かっている。
私が何を考えているのか。
何を欲しがっているのか。
「そうだ。いいことを考えたわ」
「これからは朝人君のことをお兄ちゃんというのはやめなさい」
「朝人様と呼んで何でも言うことを聞くなら」
「朝人様がベルトを外して可愛がってくれるわ」
あきら様はそう言ってお兄ちゃん……いえ、朝人様を呼んできた。
気持ちよくなれる……その時の私はそれしか考えられなかった。
そして。
気が付いたら返事をしていた
……かつてのお兄ちゃんに。
「朝人様」
口にした瞬間。
胸の奥が少し痛んだ。
「ベルトを外して可愛がってください。お願いします。」
お読みいただいてありがとうございます。
ちょっとマニアックなテーマの作品でしたが、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。もし「悪くない」と思ってくださった方がいれば、リアクションだけでもいただけると、また別の物語を紡ぐ勇気になるかもしれません。
では、どうもありがとうございました。




