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# あたらしい美少女はいちど洗ってから♪  作者: スライム地獄
不確実な同棲編
10/11

10.電車の中でハンドタオルに転生した女子高生のお話。

佐倉たおちゃんは「肩より上に手を挙げるとハンドタオルになってしまう病」を抱えていた。


そのため、授業中は早押しクイズのアレを持ち込んだり、鈴を鳴らしたり、笛を吹いたりしている。

バレーボールもアタックはできずに、もっぱらレシーブ専門だった。

クラスメートはそのことに誰も触れずにした。

みんな転校初日に起きたあの30分を忘れたがっていた。


(今日こそは...!)


放課後、

僕はたおちゃんの後を追った。

たおちゃんが電車に乗り込んだので、僕も飛び乗った。

満員だった。

この日の車内は揺れに揺れた。

たおちゃんは銀色の手すりを確保できず苦しんでいた。

そして揺れに耐え切れず...

ついにつり革をつかんでしまった!


その瞬間、僕はみた。

たおちゃんはハンドタオルになってしまった!

つり革に絡みついているハンドタオル...


「タオルになっちまった!女子高生がタオルになっちまった!」

たおちゃんの隣にいたおじさんが叫んだ。

周りはいぶかしげな顔をみせるも関わろうとしない。

僕はつり革からハンドタオル(たおちゃん)を外し、ズボンの中に押し込んだ。

そして駅についた途端走りさった。


「出してよ!ねえ!」

しゃべれるのか!?


僕はズボンからタオルちゃんを取り出した。


「なんでズボンの中に入れるの!カバンでいいじゃん!」

「ご、ご、ごめん、とっさのことだったんだ..選択ミスだったね、ごめん」

「もうそういうことならいいよ!」


僕がタオルちゃんと会話したのはこれが初めてだった。



つづく

村人にむりやり踊り子の衣装を着せられた男の子!なぜか魔王と戦う旅に行かされることになり・・・


「◇◇◇踊り子の衣装を着せられて、魔王と戦うことになったんですけど!!◇◇」

も連載中です(❀╹◡╹)ノ゛


http://ncode.syosetu.com/n8843dv/

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