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未来への「白紙」
たとえば、僕らのゆくさきが
まっくろなベンでかかれているとしたら
たとえば、僕らのゆくみちが
まっくろなアスファルトでかためられているとしたら
それはどんなに歩きやすいことだろう。
決められたみちのうえを
途中でころばずに進むのだから
たとえば、僕らのゆくさきが
なにもないまっしろな紙だったとしたら
たとえば、僕らのゆくみちが
まっちゃいろな土と砂だけだったとしたら
それはどんなに進みにくいことだろう。
なにも見えないみちのうえを
途中で躓きながら歩むのだから
たとえば、僕らのゆくすえが
はじめから決められているとしたら
偶然も必然も出逢いも別れもない世界で
僕らはみちに迷うことなく
本当にこれでいいのかと
疑うことも戸惑うことすらも知らずに
ただ、生きてゆくだけではないだろうか。
ただ、まっすぐなみちを進むだけではないだろうか。
もしも、そうだとしたら
それはどんなにつまらないことだろう。
未来にはいつもなにもないから
ゆくさきもゆくみちも決まっていない
まっしろなキャンバスだから
しっかりとあしあとをつけて歩んでゆこう
たとえ、途中でつまづくことがあっても
前へ前へと進んでゆこう。
それが、いまの僕らにとって
いちばん大切なことだから。




