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詩集 「bleu printemps」  作者: 月見里 星維
21/51

Between the Waves/ろうそくとともしび

「Between the Waves」


激しくぶつかりあう

波と波のあいだに

ふきあれてゆく

風と海のあいだに

優しくざわめく

移ろいを見る


春も夏も秋も冬も

梅雨のときでも

波間はいつだって

僕らの前に

すがたをさらす


まるで

心の狭間のような

幾重にも重なりあった

その世界は

のぞく隙間もないくらい

そこに在るというあかしが

あふれている


いつかきっと僕らにも

生きたあかしを

遺せる日が来るから

波間のように…海風のように……

翔けぬけて下さい


--------------------------------


「ろうそくとともしび」


かぜがふけば、すぐにつきてしまう。

ともせば、すぐにきえてしまう。


なにもないのに、ゆらゆらゆれて

ちろちろとまたたく。


のびるもちぢむもあなたのじゆう。

あなたは、とわになくならない。


だって、かたちをかえたあなたを

だれからまた、ひろいあつめたら。


あなたは、

ちがうあなたになれるもの。

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