詩集 「bleu printemps」

DooRs

人がそれぞれ歩いてゆく街には、

必ず開けなきゃいけない扉がある。

必ずくぐらなきゃいけない門がある。

必ず選ばなきゃいけない道がある。

誰もがまず一番初めに開くのは、

光への扉。

開けた瞬間、未来が顔をのぞかせる。

誰もが一生に一度はくぐるのは、

龍が登る門。

くぐった瞬間、過去(むかし)の出来事も華になる。

誰もが皆、懸命に選び抜くのは

進んでゆく道。

選んだ瞬間、現在(いま)からもう迷わない。

いま、目の前にあるGATEを開いて行こう。

その次にあるDOORも押して行こう。

そうして、いつの日にか。

花が咲く街を歩こう。