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年中討伐!古知丸さん  作者: 雨樋 朔
東京郊外戦
10/12

酒人

東京郊外で起きたハニクと乙原(おつはら)の事件。対倣社は話し終えてぐったりしている乙原を捕らえ、二十日ちょっと監禁していた。周りは私たちの気も知らないで、あいつは死んだなと口々に言っていた。


壱班は暗く沈んでいた。

しかし、吉報は突如舞い込んでくる。


「なあ古知丸(こちまる)!上(重役たち)が乙原の処分を取り消したって!」


部屋に楡俣(にれまた)先輩がやってきた。


「あっよかった。取り消されたんですね」


心の底から安心した。

私の大切な大切な後輩を上が殺したら、どんなことになっていただろうか。自分でも何するかわかんないし。


ガチャ!


「にれまたしぇんぱぁい。もえ〜」


!?

な、なんだ!?


「ようもなく、はいってみたよ〜」


誰だと思ったら、同期の杉原だった。


「酒臭さっ!?お前!今日は飲んだらいけない日だろ!」

「のんれまへんよ〜」

「飲んでるだろ!?ベロベロじゃねぇか!」

「らいじょーぶれすよ。任務ないれすから」

「いやあるかもしれないだろ。こんな状況を上の人に見られたら...」


コンコン。


カチャ。


「あら、どうもこんにちは。壱班の皆さん。社長補佐の大垣です」

「来ちゃった...」


もう杉原はおしまいだ。


「good luck,Sugihara」


楡俣先輩は部屋の隅っこで小さくなった。

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