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理系ジョが送る、異世界攻略冒険物語  作者: 福寿草
第三章 小鳥を救え
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☆ 飛行授業

キーンコーンカーンコーン


あの拷問みたいなお昼休憩が終わり、次の授業場所である競技場に向かった。

因みに、生徒は服装によってどのクラスなのか分かるのだ。


例えば、騎士道。

騎士道は男女問わず紺色のジャケットに白色のズボン。いかにも騎士らしい服でコスプレしているみたい。


次、魔術師。

魔術師はいかにも魔術師!っていう感じの黒っぽい紫色のフード付きコートを羽織っている。中も黒い服でちょっとカッコいい。

あ、ズボンが何故かガウチョみたいなのは謎。邪魔じゃない?


最後、ヒーラー育成。

此処が一番現代の日本の制服に似ていて、レモン色のジャケットに女子は翠色のスカート、男子は翠色のズボン。(どちらもチェック柄)いかにも優しそうな印象の服。


「おい、何考えてるんだ。早く行くぞ。」


はいはい、わかりましたよ。

致し方なく早歩きにし、競技場に着くと、かなりの人数が揃っていた。

早く来た子は手にスケボーのような葉っぱを持っていた。…………………何これ?


「おい、ユイのはこれだろ?」


「いや、何これ?」


「…………………は?何って、最新型のシエルだろ?」


いやいや、知りませんから。

シエルって何?

今から何する訳?


ゴーンゴーン


何処からか鐘の音が鳴り響いた。


「さて、今からこのシエルを使って風魔法の練習をする。去年もやったやつもいるだろうが一応説明する。」


先生はそのシエルという物に乗り、深呼吸をした。すると、、、シエルが浮かび飛んだ。


「まぁこんなものだ。では各自バディと一緒に飛んでみろ。」


って説明は⁈

先生がやったのは実践!説明じゃない!


「おい、やるぞ。」


待って、マジでやるの?

無理じゃないすか?重力に逆らって飛ぶとか何?ファンタジーですか?

どうやって飛ぶんだよ、、、、


しかし、私の考えとは裏腹に周りの子はどんどん飛んで、中には空中で一回転する猛者までいた。

マジすか、、、やれる気がせん。


【なにこれ!なにこれ!】


あ、懐かしの精霊ちゃん。

名前はシャンヌにした。


【今ね、空を飛ぶ授業なんだよ。】


【おそら?なんで、ものをつかってとぶの?】


【あははは、、、、私達はシャンヌみたいに羽が無いからね。】


【はね?みんなもってるのに、、、?それよりも、あそんで!】


そう言うや否、私に加護を与えた。

目を閉じて願う。

空を舞いたい_____と。


「なっっ⁈」


「嘘でしょう‼︎そんな、、、、」


「シエル無しで飛べるのか⁈」


目を開けると、空を飛んでいた。

なんか、、、この光景にも動じなくなった自分が恐ろしいわ。


【わー!たかいの!たかいの!ねぇ、あそぼー!】


シャンヌは風を呼び、周りに色とりどりの花びらが舞った。

何て幻想的な光景だろう、そう思っていると


「っ、ユイ・アルベール!降りてこい!」


下で先生が声を荒げていた。


【もう戻らないと。】


【えー、もっとあそびたいの!】


シャンヌは駄々を捏ね始めたが、私は下へ降りた。後で、好物のパンケーキでも持っていってやろうか。


「只今戻りました。」


「あ、ああ、流石だな。監視梟でも見ていたがやはり間近で見ると圧倒されるな。」


………………監視梟?

フクロウに監視されてたの?

え、怖っ。此処の生徒になったら監視されんの?プライバシー皆無じゃん


「今からは各バディごとで自主練しろ。来週、飛行術のテストをする。以上だ。」




こうして、初めての異世界での授業が終わった。





〜後日〜




「なぁ、お前ら知ってるか?1組の“フェ デ リーゼ”のこと。」


「あぁ。何でも、シエル無しで飛んだんだろ。そりゃ、あの堅物教師のプレヒティヒ・ルクソンの後継者候補に選ばれる訳だ。」


「でも、あいつは確かディアドロイじゃなかったか?」


「あぁ、銀髪のインクーボだったよな。でも今じゃ『フェ デ リーゼ(風の精霊)』か。どんな魔法だったのか見てみたいな。さぞ、可愛らしいんだろうな。」


ブッ……………………


「ん、アレン?何かあったのか?」


「いや、何でも無いですよ。」


「そういや、お前もディアドロイだったよな?彼女、どんな子だ?」


「そうですね、、、、(いろいろと)スゴイ子ですね。」




アレンはニコリといつものような表の顔で言った。


____これが、後に大変な事を引き起こすとは誰も思ってもいなかった。


今回もありがとうございました〜

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