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Lost Days  作者: 陽炎煙羅
六章 Near rulernism~そして支配者はほくそ笑む~                                         
119/261

ならば少女は悲壮に浸り …3

「な、何だこいつ! 蜂の巣にされてえのか!」

 青年が手に持ったマシンガンを浅滅に突きつける。


「浅滅!」

「うるせえな、少年。よく……見ろッ!」

 ガシャッ


 浅滅が自分に突きつけられたマシンガンを軽く殴る。


 俺の眼にも見えない速度で振るわれた腕が、若者の手に握られたマシンガンを粉々に打ち(・・)砕いた(・・・)


「な……」

「何いっ……!?」

 若者が慌てたように声を上げたコンマ数秒後、さすがの俺でも理解した。


「モデル……ガン……?」

「そうだ」

 悠々と先に進む浅滅が振り返って言う。


「クソッ……」

 今度は大柄の男がうめく。

「じゃあ、これも……」


「いや、それは本物だ」


 ライフルの方は本物かよ!

 駄目じゃねえか。蜂の巣は無くても腹に風穴が開くぞ。


「無駄さ。所詮、銃弾の一発や二発、俺に当たったところで何も起こらん」

 そうかよ。

 いまいち分からない。


 “逸れ者”と“鍵”の関係性は理解した。相互関係に似たようなものだ。

 だが、こいつの名乗る、“狩り人”というものは一体何なんだろうか。


 話のネタにも上がらないが、“鍵”にも“逸れ者”にも、話によれば関係のあまりない存在らしい。


 奴は“鍵”を守るとか言っていたが、おそらく直接的な関係性は無いのだろう。

 “鍵”のことを知っていて、おそらく戌海の居場所をも知ることができるらしい。


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