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 クラス研修前日、俺は部屋で明日の宿泊研修の準備をしていた。


「えっと……下着に……歯ブラシ……」


「………」


 俺が準備を進める隣で八島はスマホでゲームをしていた。


「おい八島、お前明日の準備したのか?」


「ん……した」


「本当かよ……」


「ん……下着は持った……」


「他は?」


「ん?」


「ん? じゃねーよ、まさか下着だけ準備したわけじゃねーだろうな?」


「………ん……」


「目を反らすな! はぁ……手伝ってやるから、お前も荷造りしろよ、明日はクラス研修なんだぞ?」


「なんとか……なると思った……」


「一日目はキャンプなんだから、最低限の物は持って行けよ」


 俺はため息を吐きながら、八島の部屋に向かった。

 相変わらず部屋は汚い……てか、一週間前に掃除したはずなんだが……。

 俺はそんな事を考えながら、八島の荷造りの手伝いを始める。


「下着は自分で入れろよ」


「……なんで?」


「気にしろよ!!」


「……もう何回も見られてる………」


「そうだけど、こっちが気になるの!!」


 なんで俺がこんな事をしなくちゃいけないんだ……。

 そんな事を思いつつも俺は八島の荷造りを手伝い、無事に八島の準備も整った。


「はぁ……明日はいつもより早く出るんだから、早く起きろよ」


「ん………大丈夫」


「って言って、いつもギリギリなのはどこのどいつだよ」


「ん?」


「ん? じゃねーよ……はぁ……まぁいつもの如く俺がお前を叩き起こすことになりそうだ……」


「ん……木川……無理矢理………起こす……」


「当たり前だ! お前のせいで俺まで遅刻したらどうするんだ!!」


 最近俺は八島を起こして、途中まで八島と学校に通うようにしていた。

 流石に最後まで一緒に登校はしない、そんなところクラスの誰かに見られたら面倒だし。

「さて、じゃあ俺はこれで、お前も早く寝ろよ」


「……ん」


 俺はそう言って八島の部屋を後にする。

 そして翌日、俺はいつも通り家を出る一時間前に目を覚まし、準備を整えていた。

 

「八島!! 早く起きろ!! 遅刻するぞ!!」


「……ん……眠い……」


「良いから起きろ!!」


「あぐっ………」


 そしていつも通り、寝過ごした八島を叩き起こしていた。

 まぁ……予想通りだな……。

 八島を起こすときは少し注意が必要だ。

 八島全裸で寝る為、起こすときは布団に繰るんだ状態で、ベッドから床に落下させるのが効果的だ。


「うぅ……イタイ………」


「良いからさっさと飯食って準備しろ」


「うぅ……木川の……鬼」


 俺は八島にそう言って、八島の部屋を後にして玄関先で待つ。

 

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