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絶望のステータス

 女神の暴言まみれな送り出しが終わった瞬間、

 蓮の身体は強烈な光に飲み込まれーー


ドンッ!!


「ぐえっ!?いてぇ‥」


背中から地面に落ちた。

見渡せば、どこまでも続く荒野。木も森も建物もない。

人の気配ゼロ。


「‥‥転移の着地まで雑なんだよ、あの女神‥‥」


文句を言いつつも、蓮の胸は高鳴っていた。


「ついに‥‥異世界‥‥!!」


まずは情報だ、と蓮はステータスを開く。


「ステータスオープン!」


すると薄い光の板のようなものが目の前に広がった。


*************************

【藤崎 蓮】


レベル:1

種族:人族

職業:なし


筋力:F

体力:F

速さ:F

魔力:F

知力:E -

運:F(※コメント:最低ランクです)


所持スキル:

・鑑定(初級)

・アイテムボックス

・固有スキル<人身売買>


************************


「‥‥全部‥‥F‥‥」


蓮はしばらく無言だった。

いや、正直に言うと、無言にならざるを得なかった。


「女神‥‥マジで俺に期待ゼロじゃん‥‥

 てかFって‥‥一番下じゃん‥‥」


虚無を感じてステータスを閉じようとしてーー

最後の固有スキルが視界に入った。


固有スキル<人身売買>


「‥‥‥‥‥」


「‥‥‥いやいやいやいや!

やっぱ怖っつ!!何このスキル!?

名前からしてアウト!!犯罪の匂いしかしない!!」


蓮は全力でツッコむ。


「これ‥絶対勇者系じゃないよね‥‥

 どう見ても、方向性違うよね‥‥?」



怖い。

でも‥‥どこか捨てきれないページでもある。


「‥‥まぁ‥‥使わなきゃいいし‥‥

そもそも使わねぇよ!」


気を取り直して辺りを見る。

その時、足元で小さく光る石に気づいた。


「なんだこれ‥‥?」


拾って鑑定してみるとーー


<ミスリル鉱石・高純度>


「えっ!?ミスリル!しかも高純度!?

 運Fのくせになんでこんなの落ちてるの!?」


次々と光る石が見つかる。


「‥‥運Fだけど‥‥これは幸運補正でチャラじゃね?」


蓮はアイテムボックスへ次々と掘り込んでいく


「これはいいぞ‥さっそく近くの街に行って換金。

 そして‥‥何かやれることを探そう‥‥!自分なりに‥‥」




その行動こそが"彼の人生"を大きく変えていくことになろうとは

この時の彼はまだ知らなかった。






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