定番は試すが吉
本日も完全予約投稿です。明日からは通常の投稿に戻る予定です。
一度食事急激を挟んでから再びログイン。せめて寝るまでに『国を乗っとる為の方法』だけは見つけ出すんだ…!
そうなれば取り敢えず情報収集をば~
どんな人なら情報を知っていそうかよくわからないので、近くで客寄せをしていた女性のNPCに声をかけてみる。
「すみません、今帝国に反逆しようとしている組織を探しているのですが何か知りませんか?」
「っ!?……いらっしゃいませ~いらっしゃいませ~!ただいま――」
う~ん、わかってはいたが何の返答も無いな。ってか視線がすごい痛かった、「なにこの人、頭おかしいんじゃないの!?」みたいな顔してたし…
やっぱりこんな表側じゃあ情報も見つからないか。じゃあ今度は路地裏でも行ってみるか!
▽▽▽▽
「止まれよニィちゃん…死にたくなけりゃ金をよこずなッ!?」
日本の伝統武芸・相撲の中で最も格の高い力士っぽい叫びが聞こえたけどそれは無視し、顔を蹴って倒れさせた男の胸ぐらを掴み、問いかける。
「これから言う質問に『はい』か『いいえ』、もしくは知りうるより詳しい情報を教えろ…わかったならはいって言え」
「は、はひ…っ!」
震えながら俺の顔を見る涙目の男は、少し噛みながらもはいと応答した。えらいえらい、この時点で命乞いしかしなくなるアホも何人かいたからな。
「よし、それじゃ帝国に反逆しようとしている組織か何かを知ってるか?」
「い、いいえ、知りません!!」
「はぁ…またか~~」
うーーーん、これでもう48人連続…あと2人でめでたく50人連続知りませんだクソが。えぇ~、もしかしてマジで殺されたくないだけかこれ??
「この事は誰にも言いませんので命だけは…っ!!」
「……元から取る気なんて無い、さっさとどっか行け」
「あ、ありがとうございます…っ!!」
流石にここまでアテがハズレすぎるとやる気も削がれてくな…最初は徹夜とかする気満々だったんだけど、今すぐにでも寝たい気分になってきた。
………明日でいいか。うん、別に時間だってない訳じゃないしな、一回寝てからまた探そう。
そんな風に無理矢理自分を納得させて、取り敢えず明日の自分に任せようと思ったその時――――
「―――――そこのお前さん、ワシに金を分けてはくれぬか?」
「……?」
「そうそう、お前さんじゃお前さん。」
道端で座り込んでいた年寄り…大体60前後と思われる小汚ない風貌の男性が話しかけてきた。あまりに唐突な事であった為、疑問符を浮かべて首をかしげると「お前を呼んでるんだよ」的な感じで返された。
いやだって急に話しかけてきたじゃん。
それにしても金?話しかけてきたのも、その内容も急だな…
まぁ面白いから別にいいけど。
「いくら欲しい?大富豪だからいくらでもあるぞ」
「ははは、それは有難い……では、2563510マニカほど」
「高っけぇなおい」
何?完全に人の金で借金全額返す気じゃん、逃げる気満々で連帯保証人にさせるヤツの方がまだ慈悲あるよ??
まずいな、俯瞰で見てたら腹よじれる位大爆笑してる自信あるわ。
「……いいや、気分下がってる時にちょっと楽しい気持ちにしてもらったからくれてやるよ。2563510マニカでいいんだな?」
「ほう、そうかそうか。くれるのか……なら」
俺の問いに答えるよりも前にその男性は立ち上がり、自分自身の体で隠していた『地下通路』らしき何かの入り口の存在を明らかにして、それを足を使って開けながら――――言った。
「来なさい、君が探していた『帝国への反逆を企む組織』はこっちにある……」
き、キターーーーーーーーーッ!!!!!定番のヤツーーーーーーーーーーッ!!!!!
帝国の路地裏には普通にホームレス(作中で使うのはなんかダメな気がしたので使わなかった)が沢山居ます。理由は次回話しますが、沢山いるので主人公はどうせこいつもただのホームレスだろ…と思って一切存在に触れていませんでした。




