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都での滞在ーその24-

本日の1話目です^-^

 父上とそんな話をしていると、


「セオ君、どう? 似合う?」


 今日買ったばかりの服を着た姉上が、急いで見せようとしたのか、駆け込んできた。それに遅れるようにして、後から他の子達も入ってきた。


「若旦那様、似合っているでしょうか?」

「わかだんなさま~、にあう~?」

「セオス様、このような服装は初めてなのですが、どうでしょう、似合っているでしょうか?」


 女の子達同士で、お互いが似合うと思う服を選び合いながら、それぞれの印象を良く捉えた選択で、派手すぎず、控えめすぎず、可愛らしさを引き出していた。此処は本来個別に褒め言葉を掛けていくべきなのであろうが、掛けた言葉により優劣を感じると後が大変そうだ、などと瞬時に考えつつ、


「皆、とっても可愛らしくて良く似合っていると思いますよ。今度はその服を着て、またお出掛けしましょうね」


 無難ではあるがそう声を掛けておいた。すると、賑やかな声を聴いてやってきた母上が、


「まぁ~、皆可愛いわね。部屋の中に色とりどりの華が咲いたようだわ」


 笑顔で皆にそう話しかけるのだった。そんな言葉を聞き、流石は母上です。などと感心しながら聞いていると、先程我に感想を聞いていたマリカが、


「お義父様、お義母様、シールズへと行くときはこのような服装になると思いますが、私に似合うでしょうか?」


 王族とは違い貧乏な貴族なので派手な物は好まれない。それが判っているのでお城で用意されるような服でないものを今回購入してきたのだが、生まれて初の装いに自信が持てなさそうに、そう訊ねていた。しかし、それを聞いた両親は、


「いや~、マリカさん、元が良いとどんな服装でも似合いますね~」

「可愛い娘がまた一人増えて嬉しいわ~。セオスが生れてから我が家も賑やかで楽しくていいわ。ね、あなた」


 二人見つめ合い微笑み合いながら、そうマリカに答えて来るのだった。そんな二人に、つい、


「私達も、将来お二方の様に仲の良い夫婦になれるといいですね。セオス様」


 我に囁く様にそう告げてきた言葉に、聞いていた我だけでなく両親も照れながら、


「お似合いの夫婦になれると思う。な、セオス」

「私達の様だなんて・・・・」


 マリカへとそう返しつつ、話を振る父上の後を継ぎ、


「はい、マリーは可愛い良いお嫁さんになれると思います」


 我がそう答えると、今度はマリカが顔を紅く染めつつ、


「あ、ありがとう御座います。今のお言葉で、尚、将来が楽しみになりました」


 こちらに向かい、そう嬉しそうに話し掛けて来るのだった。そんな雰囲気に、


「セオ君、お姉さんに対する感想がまだ足りない気がするんだけど」


 姉上が頬を膨らませ、そう言いつつ、割り込んで来るのだった。その様子に両親は苦笑しつつ、マリカも微笑みつつ、我の、


「姉上、今日の服装は一段と可愛らしいですね、それに負けない様言葉遣いも直したらもっと可憐に見えますよ」


 話し掛けるその言葉を聞いていたのだった。で、声を掛けられた姉上は途端に大人しくなり、


「そ、そうかな? セオ君」


 一段と照れながらそう呟いて来るのだった。なので、


「はい、良いと思いますよ」


 微笑みながら姉上にそう言った後、


「皆も、とても可愛い服を選べていると思います。まぁ、お店でも言いましたが、どんな服装よりも皆自身が、それ以上に可愛いとは思うのですがね」


 皆に向けても、そう話しかけるのだった。皆、嬉しそうに服を眺めつつも、その後はお互いまた感想を言い合い、話が盛り上がってきた居たのだが、父上の、


「明日は、セオスと共にお城へと行ってくるので、皆には留守番を頼むよ」


 我との明日の外出予定を告げると、


「え~、明日はセオ君とお出掛けできないの~?」


 既に言葉遣いを気にしていない姉上がそう声をあげると、他の皆も、


「残念です。まだご一緒したかったです」

「まだ~あそびに~いきたかったです~」


 残念そうにそう呟きだすのであった。そんな中、一人、


「明日は、お城で会えるのですね。私のお披露目なのですが、そう考えると全然怖くはありませんね」


 我に向け、にこやかにそう話し掛けて来るのだった。なので、


「そうですね、マリーとは明日も一緒ですね。まぁ式の間は離れた場所になるとは思いますが・・・・」


 彼女へとそう言い掛けると、こちらに向けいたずらな微笑みを浮かべつつ、


「私の父様である王は賢王と言われていますが、たまに大胆でお茶目な事もすると、母様に聞いていますよ」


 含みのありそうな言葉を、楽しそうに告げて来るのだった。その様子はとても楽しそうなものだったので、陰謀などの嫌がらせの類のいたずらではないことが十分窺えるので、執拗に聞き返す事もないだろうと、そう考えて、


「では、明日を我も楽しみにしておきますね、マリー」


 彼女へとそう声を掛け、


「はい、ではまた明日、セオス様」


 我へのその返事で話を締めくくり、何故か服を着替える事無く、そのまま皆に挨拶をして、城へと帰って行ったのだった。なので、父上だけでなく我も皆に、


「明日は父上とお城に行きますが、終わったら、シールズへ戻る日まではまた皆で遊びましょう」


 明日の後の事をそう告げると、皆途端に元気な様子で、


「「はい、楽しみにしています」」


 勢いよく、揃ってそう返事を返してくれるのだった。

2話目はまた夜です^-^;がんばって投稿するので読んでいただけると嬉しいですにゃ^-^ノ

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