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王都へ向かおう!ーその4-

・・・・サブタイトル変えるべき・・・・かなかな;-;

下の階に降りると、二人連れだって降りてきたのに気が付いた、ヴィオラがそ~っとついて来るので、


「ヴィオラお姉さん、ついて来るなら堂々とどうぞ」


 隠れている彼女に、そう声を掛けると、気付かれたか、という顔をしながら、


「何をしに行くのか見に来ても?」


 マスターの顔色を窺いつつ、そう聞いて来るので、


「どうせ説明が要りますので、聞いて頂いて皆に説明していただければ助かりますので」


 我がそう言うと、仕方ない、という顔をしたクレアが、


「セオス様がああいってらっしゃるので、今回はいいですが、覗き見は感心しませんよ」


 ヴィオラへと釘を刺していた。言われた方も普段ならそのような事はしないので、今回だけは気になったので仕方ないと言わんばかりに、


「はい、今回だけにしておきます」


 素直にそう答えていたのだった。で、三人になったが、中庭の方へと行き、クレアの言う使ってもよい空地へと辿り着くと、


「では、はじめますか。危ないので、少し後ろに下がっていて下さいね」


 二人にそう言うと、うなずき後ろへと下がるのを確認した後、まず、普段使う神壁よりも固い壁、岩の様な固さの壁を真四角の形状に、5メートル四方に広がる大きさにイメージして、


「神壁」


 二人に聞こえぬ様、そう言いながら、中庭へと出現させる、その様子を見ている二人を置き去りにしたまま、創り出した立体の壁の一部に扉をと、


「万物創造」


 呟き創り上げ、中を空洞状態にし、もう一度一回り小さな立体を中に創る。扉はその二つの箱を貫通して中へと入れるよう設置し、二重構造にした壁に扉の穴以外の隙間をまず埋め、その後に高い場所に数か所のみ小さな換気の為の穴を作っておいた。普段はスライドさせて閉まる様にしておき、人がいて作業をする時のみ開いて空気を入れる様にしておいた。で、ここからが本番でバックを創った要領で中を百メートル四方へと拡張すると、最後に壁と壁の間の隙間に、


「神氷」


 氷を地面以外の5面の壁内の隙間に創り出しておいた。一旦外へと出て、唖然としている二人に向け、


「一応出来ましたが、中を見てみますか?」


 我がそう話しかけると、はっ、とした様子の二人は、いきなり現実に引き戻されたかのように、


「ここさっきまで空地でしたよね~、マスター?」

「セオス様ですので問題ありません。ですが、流石にこれは・・・・常識外ですね」


 お互いにそう言いながら、中へと入るとまたも、


「あ、あの・・・・外は5メートル程だったと思うのですが・・・・」

「百メートル四方ですか・・・・凄いですね」


 見た感想を述べていると、身震いしつつ、


「な、なんか寒くないですか?」

「セ、セオス様? これは、どういう? 雪壕みたいなものですか?」


 説明して欲しそうに言ってきたので、


「流石クレアさんですね。近いです」


 彼女にそう言うと、まだ判らないヴィオラは、


「マスター雪壕って?」


 クレアに向け、どんな物かと聞くと、


「寒い地方には雪という物が降るのを知っていますか?」


 クレアがヴィオラに聞き返し、


「ええ、それ位は」


 すぐに、それ位はと答えると、


「そういう地方では壕という長穴をほっておいて、雪が積もると、その雪と共に食べ物を入れておいて保存するそうです。そうすると通常よりも遥かに長く状態を維持できるとか。それと似ているのですか?」


 彼女へと説明を終え、ついでに質問をしてくるクレアに、


「そうですね、中の温度を落とす事により劣化を抑える事が出来るので、壁と壁の間に氷が張り巡らされています。なので注意点なのですが、素手で壁を触らない様、職員に伝えておいてください。でないと、壁に手がくっつきますよ」


 笑顔で二人にそう言うと、ヴィオラは、


「まさか~・・・・セオス君、ほんとに?」


 疑わし気にそう言ってきたので、肯定しておいた。で、さっそくバックより依頼の魔物を取り出すと、


「此処に出しておきますので、よろしくお願いしますね。これで置き場には困りませんよね?」


 冗談を含めて、笑顔でそう話しかけると、


「は、はい、大丈夫です。ありがとうセオス君」


 悩みが消え、嬉しそうに言ってきたヴィオラと対照的に、


「セオス様、この保管庫の建設料は?」


 クレアは、かしこまって聞いてきたので、


「いえ、必要ありませんよ。これで食料が多めに保存出来て、この街にもし何かあった時、皆の為に役に立つのなら、それだけで十分です。まぁ個人的に中に色々保存させてもらうかもしれませんが」


 我が必要ないと言うと、


「本当にそれでいいのでしょうか? セオス様、遠慮はいりませんよ? ちゃんとした仕事ということになりますし」


 クレアがそう言ってきたので、うむ? と考えつつ、そうだ、とひらめき、


「そう言えば今日、此処に来る前、串焼き露店のブレプスさんに肉を分けてきたのですが、これからも必要になると思うので、此処に保管しておいて、もし取りに来られたら、言われた分我の保管してる分より渡してもらってもいいでしょうか?それが建設料という事で如何でしょう?」


 彼女にそう言うと、


「それでよろしいのでしたら」


 クレアがすぐにそう言い、聞いていたヴィオラも、


「他の職員にもそう説明しておきますね」


 我にそう言ってくれたので、ついでに、


「明日、その露店に新しい味の串焼きが出るのですが、お二人も行きませんか?」


 二人にそう話しかけると、お互い一度顔を見合わせ、うなずくと、


「はい、よろこんで」

 

 返事をそう返してくれた。なので、


「じゃあ、今日ここに置いた魔物の依頼の料金を明日清算に来ますので、その時ご一緒しましょうね」


 彼女達二人にそう言って、予定を決めると、保管庫の有効利用などを考え出したのに付き合いつつ、夕食の時間になる頃に、


「それでは明日」


 挨拶してギルドを後にし、屋敷へと戻るのだった。

しばし、しばしおまちを~、なのです^-^;

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