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お買い物にいこうーその9-

本日一応二話目です^-^

 店内でネイエと二人、色々な道具を見ながら待っていると、アルティが、


「うちのお店の道具、どうかな? 気に入りそう?」


 こちらに向かい、二人にそう聞いてきたので、ネイエが、


「はい、凄く丁寧に作られた良い道具たちだと思います」


 彼女へと、そう言うと、さっきの会話とは裏腹に、父親を褒められ照れくさそうに、


「顔に似合わず、ね。仕事には手を抜かないから」


 小声でそう言っていた。その様子に警戒心を解いたネイエが、見た事のないような人族の使う道具を見つけては熱心に聞いていた。アルティも元々店番が本職なので説明はお手の物と言わんばかりに詳しく説明していた。その様子を見ながら、


 うむ、さっそく仲良くなってくれたみたいで良かった。などと考えながら二人を見ていると、その様子を見ていたアルティが、


「う~ん、この前から思ってたけど、今の様子を見ててもセオス君がなんか私より年上に感じるんだけど・・・・なんでかな? お客の歳当てで結構するどいと評判なのに」


 我をみつつ、我にそう言ってきた。それには何故かネイエも賛成らしく、


「そうですよね。若旦那様と話ていると偶に父と話している様な気になりますから」


 彼女に、そう言われてしまう。


 うむ~、そこまで違和感の出る様な雰囲気が出てるのかな? 今までの行動を振り返りつつ考えてみたが、本人に自覚はない。なので、


「そこまで変ですかね~?」


 二人へとと訊ねてみると、


「う~ん、変と言うか落ち着きすぎてる?みたいな感じかな。逆の言い方だと、子供っぽさがないのよね」

「確かにそうですね、若旦那様が騒がしくしながら、遊んでるとこなんて見た事ありませんから」


 アルティが言ってくるのに続き、ネイエも言ってきた。二人そろってそう言われると反論出来ないのだが、さりとて普通の基準が判らず、まっいいか。と話を流しておいた。で、我に聞いても無駄だと思う事を、この際だと言わんばかりに、アルティがネイエに質問攻めをしているが、


「その・・まだお屋敷に勤めだしてそう長くありませんので・・そこまで詳しくは・・」


 アルティに答えていると、次は出会いの切っ掛けはと、違う話題に切り替えていた。


 うむ、若いのに普段ず~とお店の中なので退屈なんだろうな。彼女を見ながら素直にそう思うと、話を切り上げる事も出来ず付き合ってしまう。ニコニコと笑顔で話しかけるので、まぁ悪い気もしないのでいいのだが・・で、ついつい長話をしていると、一人の男を連れたヴェルガーが帰ってきた。で、後ろの男を見ていると、


「お~、やはり神童様か。ヴェルガーの奴が、蟻を倒した子供が欲しがる道具を作るのに、鉱石をよこせ。と言ってきたので、もしや、と思いついてきたが、正解だったよ。おい、ヴェルガーこの人がいる分の材料なら良いのから必要なだけ持っていきな。鉱夫達も誰一人文句言う奴はいないさ。なにせ命の恩人だからな」


 ヴェルガーに向け、鉱山で会った鉱夫頭のカザムがそう言う。すると目を更に輝かせたアルティは、


「カザムおじさん、そのお話を詳し~~く、聞きたいんだけど。今度つるはし買い直す時、少しおまけするから」


 詳しくと、そう身を乗り出し、聞き入ろうとする娘に、


「おいおい、うちは元々安くしてるんだ、これ以上おまけしてどうする。お前の小遣いから引いていいのか?」


 ヴェルガーがそう言うと、アルティは、

 

「さすがにそれは勘弁、ケチな父を持つと苦労するわ、ねぇネイエちゃん」


 矛先を別の方に向けていた。で、皆であの時のことをはじめからと、あれから帰った後の事をカザムに聞きつつ、ヴェルガーがネイエの手のサイズを測り、


「今の手のサイズよりちょっとだけ大きい物を作っとくことにするよ。夕方までに何とか作るからそれまでまた時間を潰してくれ」


 こちらに向けて、そう言ってきたので、


「じゃあ、他にも必要な物もありますので買いに行ってきますよ」


 ヴェルガーにそう言うと、凄く残念そうな顔をしたアルティが、


「あ~あ、お店番がなければ付いてくんだけど、父も今から作業で忙しいだろうし、仕方ないか」


 残念そうに、そう呟いていた。なので、


「出来るのは夕方と言ってましたが、買い物が終わったら早めに戻りますから、ね」


 アルティへと、そう言うと、嬉しそうに、


「ぜ、絶対よ。待ってるからね」


 我の返事に対し、そう念を押されてしまった。なのでネイエと二人顔を見合わせ、子供みたいなアルティを微笑ましく思いながら、一旦店を出て、今回はダイグ達と行った何でもある雑貨屋へと行き、サイズを合わせつつ服と下着などを購入した。さすがにその辺は本人がいないと長い短い、大きい小さいなど、色々な部分のサイズが判らないと購入できないので、この前のカーネとフェールの時に全員分とはいかなかったのだ。で、店主は我を覚えてるようなので、アルティにも一つプレゼントを見繕い包んでもらった。で、必要そうな物を買い揃えると、露店へと向かった。で、辿り着くと、


「お、今日も来てくれたのか、何本だ?」


 慣れてきた店主がさっそく聞いてきたのでアルティの分まで三本買うと、


「今日はこの後まだ行くところがあるので、また今度野兎持ってゆっくり出て来ますね」


 店主にそう声を掛け、すぐに店を後にした。で、ネイエと二人、串焼きを食べながら鍛冶屋へと向かい、その途中ネイエが、


「この串焼きのたれ、美味しいですね。通ったら教えてもらえるかな」


 小声でそう呟きながらも、食べ終わる頃に鍛冶屋へと着くと、アルティに串焼きをまず渡し、美味しそうに食べてるのを見てから、


「さっき、ネイエの生活用品を雑貨屋に買いに行ったんだけど、これ似合いそうだったんで、依頼で稼いだお金で買ってきたんだ。これからネイエとちょくちょく来る予定なので、仲良くなった記念に貰ってくれると嬉しい」


 我が笑顔でそう言って、安かったけど可愛い感じの腕輪を渡すと、


「セオス君ありがと~大事にするよ」


 感激した様子で、そう言って受け取ってくれた。それからはヴェルガーの仕事が終わるまでひたすら三人で話し、


「おう、いい感じのが出来上がったぞ」

 

 出来上がった品物を、彼がそう言って手渡して来るまで、仲良く喋っていた。帰り際、


「セオス君、またすぐに遊びに来てね、明日でもいいよ」


 アルティがそう声を掛けてくれた。ヴェルガーは、


「ここは遊ぶ場所じゃなく、一応店なんだがな~」


 娘の言葉に呆れつつも、そう言っていた。我ら二人は、そんな親子に笑顔を向けつつ、


「はい、また近いうちに寄らせてもらいます」


 二人にそう答えながら。手を振り屋敷への帰路につくのだった。

あと一話位でお買い物おわりかな^-^・・・・纏まると言いな;-;

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