街に出ようーその8-
えと、出会いまでいきませんでした^-^;
朝より家族に挨拶を交わし、家を出る。昨日夕食の時、いつもの様に、その日の出来事を皆で話して楽しく過ごす我が家族のスタイルらしい風景の食事会だったのだが、<すこし?>言葉遣いが変わったのは同年代の子供達と接したからだろうと思われたのか、今日外出する際誰にも反対されなかったところを見ると、やはり、ここでも変と思われてたのかと、少し気落ちしたのは皆には内緒だ。で最近慣れだした街への道を、いつも通りギルドへ向けてくてく歩くと、こちらもキョロキョロ辺りを見回してたので気付かなかったが、こっちをチラチラと見て来る人々の視線が目に付く様になってきた。なので、
うむ? 我どこか変なのかな? 会話した訳ではないので、喋り方ということではないんだろうけど。などと考えながら、ギルドの方に昨日の報酬を受け取るついでに、誰かにそれとなく聞いてみるか。と少しペースをあげて向かってみたのだが、ギルドの中に入ると、今日は結構人がいるな、いい依頼でも出たのかな? 余りの混雑ぶりに、そう考えながら、まだまだ暫く混んでいるだろう、カウンターの方には行かず、依頼が張り出されている掲示板の様なとこに行ってみると、冒険者も手伝いの子供達も真剣に依頼を見ていた。その中でも注目されていたのが、別の職員により昨日の事件の状況と規模を確認された事による、片付けの為の依頼だった。全員で収穫した物だけでも結構な量だったのに、二メートル近いオークの氷像が四十程あるのだ、かなりの人数が必要そうだった。なので、依頼の報酬も結構良さそうで、見た者はカウンターに申し込みにすぐ向かってる、という様な状態の様だった。
うむ、それで受付前がこの状況なのだね。ならば・・・・取り敢えずは・・クレアと話すか。と、予定を決め、勝手知ったと奥へと向かう。一応ヴィオラもこちらに視線は向けてはいたが、忙しさと、マスターよりの通してよいとの言葉に従い、スルーしていた。なので、いつもの扉の前まで行き、今日は向こうから呼ばれたわけではないので、時間をとれるかは彼女次第だろうと思いながらも、コンコンッと軽くノックをし、
「セオスですが、時間は取れますか?」
中へと、声を掛けると、すぐさま、
「あ、はい、大丈夫です。どうぞ」
返事の言葉が返ってきた。なので、
「それでは、入らせてもらいます」
そう入口よりクレアに声を掛け中へと入る。そうすると、執務室の机に積まれた書類と睨み合っている彼女がいたので、
「忙しかったのですか?」
様子を見つつ、そう訊ねると、困ったような笑顔を向けながらも、
「昨日の事件の処理のための書類です。これだけが突発的に増えただけですので、他は普段と変わらずそれ程でもないので大丈夫です。で、今日はなにか?」
此方に向かい、そう聞いてきたので、
「我の為に、時間を取らせてすいません、で、手短に言うと・・我の外見はどこか変なのかな? 街で最近よく視線を向けられるので」
突然そう訊ねると、最初気の抜けたような唖然とした表情をしたかと思うと、今度はいきなり笑い出し、
「セオス様は自分の事ですのでお判りではないようですが、・・まあ、普通ではない、と言えばそうなのですが・・取り敢えずは私の言葉を信用していただけるのならば、いい方の意味で普通ではない、ということなので、気にしなくても堂々とされていればいいと思いますよ。あえて言えば・・・・」
意見を考えつつも、口を濁しそうだったので、
「うむ、あえて言えば?」
続きを聞こうと聞き返すと、
「服装が貴族としては大人しめなので、それ程でもないのですが、やはり庶民と比べればデザインなどが違いますので、街に来られるときはこちらで買われた服装にすれば少しは視線も減るかと、但しすこし、でしょうが」
と言ってきてくれたので、
「うむ、有難うクレアさん、参考になったよ。でお店などは?」
買える場所を知らないので訊ねると、
「さすがにそれは。そういうのはヴィオラなどが詳しいので、そちらに聞いた方がいいと思いますよ」
笑顔でそう答えてくれた。なのでもう一度、
「有難う、ならば下で彼女の手が空くのを待って聞いてみるよ。じゃあ、また」
クレアにそう言って、ギルドマスターの執務室を後にし、受付カウンターの前へと戻ると、若干忙しい時間が過ぎたのか並んでる者が少なくなっていたので、大人しく後ろへと並ぶ。他の者が依頼を受け、順調に列を外れていき我の番が来ると、
「おはようございます、セオス君、報酬の受け取りですか?」
彼女がいつもの優し気な受付嬢スマイルで話しかけてきたので、
「うむ、それもあるけど、訊ねたい事が」
ヴィオラに向かいそう言うと、首を傾げ、
「えっと~どんな事でしょう?」
答えられる事なら、と訊ねてきたので、先ほどクレアと話したことを説明しながらも、ヴィオラが詳しいと紹介されたと言うと、
「えっと、期待通りの所を紹介出来るかどうかは判りませんが、私の知っている所でよければしょうかいしますが、・・・・既製品ですか? 生地を選んでデザインを話して作るお店ですか? それとも良い生地だけを扱う店を紹介して、其方の方で作られますか?」
紹介するお店はどの様な店か、と一度に聞かれたので、
うむ、服に関しては、今まで母上とエリーナさん任せだったので全然判らないのですが、素直にそう言っときますか。と考えをまとめ、全部を素直に伝えると、笑顔を向けながら、
「私の知り合いが姉妹でしているお店がありますので、そちらに行ってみてください。多分良くしてもらえると思いますよ。ある程度は、既製品も生地も扱いますし、仕立ての方も庶民向きではありますが、上手な方だと私は思っていますので。友達の身贔屓もあるとは思いますが」
最後に笑いながら、そう一言付け加えてはいたが、
「ありがとうございます、ヴィオラお姉さん、この後すぐ行ってみます」
紹介してくれた彼女に向け、そうお礼を言って、昨日の報酬を清算した後、挨拶をし、紹介された店へと向かうのだった。
話を繋げるのって難しいですね。一話つかってしまいましたです。続きはまた明日頑張りますです。




