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セオス、休みの予定をたてる。

ほのぼの回です。

  翌日、朝早く身体に凄い衝撃を受け目が覚める。


 突然の衝撃に、な、何事だ? 我には殺意や敵意のある者の攻撃は通用しないようにしてしておるのに、これは身内の与えてくるダメージを軽く超えておるぞ。そう思いながら、ゆっくり目を開くとそこには、おなかの上あたりの場所にダイブしてきたのであろう、真新しいメイド服を着たフェールが、上半身を起こしながら、


「若旦那様~おはよ~ございますぅ~」


 笑顔で軽やか? な挨拶をしてきた。なので、


「え、えっと、起こしてくれるのは嬉しいのだけれど、もう少し柔らかく起こしてくれないかな」


 フェールへ向け、そう声を掛けると、


「え~、ルナールちゃんとカーネちゃんが、こうすると若旦那様は喜んでくれるって教えてくれたのに~」


 納得いかず残念そうに、そう言ってきたので我は、


「じゃあ明日はその二人をそれで、起こしてあげてください」


 これを教えた二人への仕返しに、そう頼んでおくのだった。で、何で今日はこんなに早い時間なのか訊ねてみると、


「えと~エリーナさんに教わりながら~、ネイエちゃんが~頑張ってお料理を作っていたら~、普段からしてたらしくて~手際よくって~早めに朝食の準備が終わったそうなので~起こしてきて~~、と言われましたぁ~」


 説明の言葉を考えながら、伸び伸びの言葉で話して来る。ま~和やかで忙しないよりはいいかな、と、目の前にいるフェールの頭を撫でながら、


「有難う、じゃあさっそく起きて食堂にいくよ」


 フェールにそう答え、二人でベットから降り、彼女は先に皆の所に戻すと、我は着替えて部屋を後にするのだった。食堂に入ると皆そろっており、簡単に朝の挨拶を済ませると、いつもの決まった席に着く。すると其処には、


「おはようございます、若旦那様」


 朝の挨拶をしてくる、やはり真新しいメイド服に身を包んだルナールが、給仕をしていた。なかなか頑張ってるみたいなので、慌てさせない様、ゆっくり時間を過ごしながら眺めていると、


「料理場への水汲みと、庭掃除おわったです~」


 食事に間に合うように、と、カーネが入ってきて、その後ろからネイエが、


「若旦那様、お料理のお味はどうでしょうか?」


 味付けが好みにあったか聞きながら入ってきた。なので、


「うん、おいしいよ。それにしても初日なのに皆頑張ってるみたいだね」


 皆に向け、そう我が言い始めると、


「そうだな、昨日は話し合いながらどうするか、と言っていたが心配いらなかったな」

「皆可愛いいし、娘が増えたみたいで嬉しいわ~」

「私も姉妹が増えたみたいで家が賑やかでうれしい、でもセオ君は渡さないんだから~」


 皆との会話を聞いていた、父上、母上、姉上も会話に加わり、皆の事を笑顔で受け入れてくれていた。やはり良い家族だな~としみじみ思いながらも話を続けていると、エリーナさんが、


「獣人族の方は元々義理堅いので信用できますし、それに、それぞれ得意な事があり助かります。周りに気を配る給仕などはルナールが、料理はネイエが、掃除や雑用は力がいるのはカーネが残りはフェールが、と二人振り分けながら頑張ってくれてますので、この分なら、すぐにもメイドとして使えるようになると思います」


 皆の仕事ぶりを見つつ、そう言ってくれたので、


「有難う、エリーナさん、皆をよろしくお願いします。手伝える事は手伝いますので、言ってください。それと、休みや給金は当分の間、少ないでしょうが用意してあげてくださいね。何も持っていないので、それぞれ必要なものでお金が足りない物は、父上か我に相談してください。出来るだけすぐに手配しますので」


 我のその言葉を聞いた、少女達皆は凄い満面の笑顔を作りながら、


「住む場所や食事、服もいただいた上に、お休みやお給金までもらえるなんて・・・・」

「若旦那様に会えてから、何か一度に幸運がきたみたいです~」

「嬉しいです~」

「うれし~うれし~」


 ルナール、ネイエ、カーネ、フェールがそれぞれ喜びの言葉を呟いた。それを聞きながら、人種族の中の馬鹿者共のせいで不幸になった分、十分に幸せになる権利が皆にはあるのだ。それに街にも獣人という者を軽く見る輩もおるので気を配ってやらねば。などと思いながら、


「皆、最初のお休みを貰ったら必要な服や生活用品など街に買い物に連れて行こうと思うので、決まったらそれぞれ言いに来てください。一緒に行きましょう」


 そう言うと、それを聞いた、少女たちは赤くなりながらも・・・・


「なんか・・ここに来れて、村にいる時より幸せかも・・・・」


 などと、小さな声で呟き合っているのだった。





 アイシャ姉&エリーナさんコンビがその言葉を聞き、

 

「セオ君、こっちにもたまには・・・・」

「私達にもたまにはそう言ってくださってもいいのではないかと・・・・」


 と真顔で言ってきているのを聞き、二人も連れていくことを約束させられたのは言うまでもないのだった。

しばらく、このほのぼのでいきたいな~と・・・

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