表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/163

セオス、お願いをする。

続きなのですが・・・・・

 街に戻った我は、アルフォンスを無理やり起こし、騎士団を連れ現場へと戻り、一旦隠れて待機し、借金の為の返済奴隷や犯罪奴隷など、この国の法で決められ許された以外の、ましてや他種族を誘拐して奴隷として売買など許されぬ行為をしている奴隷商も、また盗賊と同じく罰を受けさせるべきと、取引にやって来るのを待ち一網打尽にした。


「坊ちゃん、全員捕らえ終わりましたぜ。こいつらは全員首都に送りそこで詳しく調べ厳しく処罰させます。他に関係者がいるかも知れませんからね」


 盗賊たちを送り出し、そう言ってきたアルフォンスに、


「全部まかせます。それと朝早くからご苦労様でした。有難う。じゃあ皆で街に戻ろうか」


 捕らえた奴隷商と氷漬けの盗賊たちを荷馬車に積み込み、奴隷商の乗ってきた馬車に少女たちを乗せ、街へと戻り、犯罪者達は一旦騎士団詰め所に送り、我らは屋敷へと帰るのであった。



 朝起きてきて全員集まっているのを確認すると、事件のあらましと少女達の紹介をする為、ゆっくりと口を開く。少女達は盗賊たちが高く売りつける為選りすぐったのか、全員美少女と言っていいと思う。彼女達の紹介は、奴隷商を捕らえるまで隠れている間に、本人たち聞いておいた事を話す。


「まず狐人族の子が七歳で、ルナール。羊人族の子が六歳でネイエ、犬人族の子が五歳でカーネ、猫人族の子が同じく五歳でフェールだそうです。まだ小さいので何が出来るとは言えないそうなのですが、一生懸命頑張るそうなので、雇ってほしいとの事ですが、父上お願いできないでしょうか」


 個々の捕らえられた時の話と逃げだした時の話、助かった時の話をしていき、アルフォンスと奴隷商までをも捕まえ事件を解決し引き渡してきた事まで話をし、最後に皆の歳と名前を紹介するのだった。その話を聞き終え父上は、


「話を聞いて大体の事情は把握できたが、エルネスト、セオスの頼みだし助けてやりたいのだが、うちでなんとか出来るか?」


 金銭面は? と言う様な問いに、エルネストは、


「経済的には何ら問題はありませんが、何をさせるかとなると・・・・エリーナ」


 与える仕事は? と話を振る。振られたエリーナは、


「いずれこの屋敷にはマリカ姫もいらっしゃいますので、同年代のメイドを今から雇って鍛えるというのであれば何ら問題はありませんし、私が責任を持って指導しますが・・・・・・」


 大丈夫だと言う言葉を聞き、少女たちは安心出来たのか笑顔を浮かべる。だがこの後続けざまに、


「しますが、セオス様一つ聞いてもよろしいでしょうか?」


 冷たい視線で問いかけられ、何事かと思い、


「エリーナさん、何でしょう?」


 急いでそう答えると、真面目な表情を向けながら、


「昨日ちゃんと早くにお部屋に戻られ、お休みになられていた。と思ったセオス様がなぜその場所にいて彼女たちを助けられたのか、今後の参考にしますので教えて頂ければ」


 彼女のその言葉を聞き、皆は事件の重大さの方に気を取られ気づかなかったという顔をしこちらを見て来る。もちろん問いかけたエリーナもこちらを見つめたまま待っている。こ、これは、やばいな。我はこの両親の子として暮らし、普通に色々な事をこの星でしようと、転生してきたのだ。神としての自分を前面に出し、皆からこうべを垂れて貰う様な、そんな生活をしたい訳ではない。困っている時の皆を助ける為の力は出し惜しみなどはしないが、だからといって威張るつもりはない。この世界の人の心と同じ様に考えるよう、過ごして来たつもりだが、我のやりたい事は、この世界の者には突飛すぎるのか? うむ、やばいな。などと、ぐるぐる色々な事を考えながらも最後には苦笑いで、


「せ、盛大に寝ぼけたのかなっ、夢遊病かもっ」


 駄目だと判りつつも必死に、誤魔化しに為らない誤魔化しを告げると、諦めたような顔で、


「セオス様がお強いらしいのは皆さま存じておりますが、心配はしますので、その事を心に留めて頂くようエリーナからお願いします」


 真顔でこちらに向かい、真摯に言われ、それに対しては、


「うん、判った。ごめんなさい、気を付けます」


 反省しつつ、そうとしか言えなかったのである。で色々と皆からも小言を言われながらも、助けた少女達の仕事を皆で話し、割り振りを考えながら、過ごすのでした。

少女達の仕事ぶりまでいけませんでした。それにしても、エリーナさん、存在感ありすぎです。ヒロインかもっ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ