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思惑

ぼくたちは冒険者ギルドにいる。


あれから、オリットは姿を見せなくなった。


「いなくなって、せいせいしたわ~。」


ローズはそんな事を言っていた。

嫌いだったのだろうか。


「何となく嫌だったのよね~。」


「何となく?」


「うん。何となく。」


「それにしても貴方達仲良くなったわね。」


「それについては良かったのかしら?」


ぼくとシオリは、手を繋いで歩いている。

自然な笑顔が出来るようになった。

こんなの久しぶりだ。

確かに‥この前の事が無かったら、今も仲良く出来ていなかったかもしれない。

その点については感謝だな。


「ろくな依頼無かったわね。私は宿に戻るわ。」


宿の一室で、ローズは手紙を書いていた。

それは、騎士団長宛てに‥シオリの様子を書いた手紙。

日々の報告を条件に、シオリたちとの同行を許可されているのだ。


シオリが城に監禁されるよりはよほどいい。

そう思ったローズの苦肉の策だった。


「しかし、何だったのかしらアイツ‥。」


オリットはシオリに魔法をかけていたように見えた。

恐らく魅了チャームの魔法。

シオリが元々持っている魔法だから、魔法がかからないとはわかっていたけれど。

ただ、仲良くしたかっただけなのか今にしては分からない。



****



「勇者は力を付け始めたようです。」


「そうか、報告ご苦労であった。」


ワット騎士団長は王へ勇者の報告をしていた。

毎度ながら、緊張する瞬間だ。

今のところ魔王復活などの話は入ってこない。

噂だけだったらしいし、心配は杞憂きゆうで終わるのだろうか?


勇者だけに任せずとも、この国には軍隊があるのだから有事の時は出撃すればいいと思うが…。

こればかりは王の考えだから何とも言えないが。


謁見えっけんの間を出て、廊下で声をかけられる。


「騎士団長、この後飲みに行きましょうよ。」


副騎士団長のアルだ。


「そうだなぁ。また今度な。」


俺もたまには外で飲みたいが、まだ仕事が残ってるからなぁ。

騎士団って戦っているイメージ強かったんだけど、意外と雑務が多い。

早く仕事を終えて、家で飲むか。

家には妹が待ってるしな。


若くして騎士団長になったワットは、見合いの話も結構多く来ているが‥。

まだ結婚とかは面倒くさそうだからいいか。

苦労するって色々同僚から聞くしな。

好きな相手もいないし。


「そういえば、久しぶりに勇者たちに会わないとな‥。」


そのうち、適当に都合をつけよう。


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