怒りは、自分を知る入り口だったー相手を変えようとしていたのは、わたしだったー
怒りは、なくしたほうがいいものだと、ずっと思っていました。
でも、自分に問いを向け続けるうちに、怒りは敵ではなく、
「本当の気持ち」を教えてくれる入り口だったことに気づきました。
この物語は、子どもと出来事を通して、
少しずつ自分自身を知っていった記録です。
昔のわたしは、
子どもが思いどおりに動かないと、
つい怒ってしまうことがあった。
「どうして言うことを聞かないの。」
そんなふうに思っていた。
でも、
ある日ふと、
自分に問いかけてみた。
「どうして、わたしは怒っているのだろう。」
問い続けているうちに、
一つのことに気づいた。
怒っていたのは、
子どもが悪いからではなかった。
自分が、
「やってはいけない。」
「ちゃんとしなければいけない。」
そう思い込んでいたことを、
子どもは自由にやっていただけだった。
それなら、
わたしもやってみよう。
少しずつ、
自分に許可を出してみた。
すると、
不思議なくらい、
怒りは静かになっていった。
子どもが変わったのではない。
変わったのは、
わたしの見方だった。
あの出来事は、
子どもがわたしに、
自分自身を教えてくれていた時間だったのかもしれない。
怒りは、消そうとするものではなく、
自分を知るための案内人なのかもしれません。
相手を変えようとしていたとき、
本当に見つめる必要があったのは、自分の心でした。
この物語が、誰かを責めるのではなく、
自分にやさしく問いを向けるきっかけになれたなら、
とてもうれしく思います。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。




