第30話 獣人族の国で旅の準備を進めた結果1
また0時に間に合わなかった・・・orz
ラズート観光二日目。
今回は買い物と情報収集をメインに行うので、観光というわけでもないのだけど。
買い物の目的は二つ。
一つは馬車を買うこと。
すでに見繕ってもらっているし、あとは用意してもらった馬車を見て、問題がなければ買う予定だ。
もう一つはマジックアイテムを買うことだ。
いくつか便利そうなマジックアイテムを昨日の段階で見つけてはいたけど、観光を優先していたので購入には至ってなかった。
もう一つの目的、情報収集についてはあんまり明確なものはないけど、今後のルート選択のためにもある程度の情報は必要になる。
次の目的地の候補は二つある。
亜人族の国と龍人族の国だ。
両方とも同じくらいの距離に位置していて、北寄りなのが亜人族の国、南寄りなのが龍人族の国だった。
両方の国の状況がわかれば、どっちにいくか判断できそうだと考えた。
もしどちらか、もしくは両方ともわからないとなれば、仕方がないので運任せで進もうと思っている。
そんなわけで、馬車購入には私とセイラとナルシスの三人で、それ以外の情報収集やマジックアイテムの購入はほかの面々で行うことにした。
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馬車は10人乗っても余裕があるような大きさのものを購入しようと考えている。
そうなってくると、必然的に馬車を引く馬も複数必要となる。
一頭は今まで引っ張ってきてくれた馬(命名:シューマッハ)がいたが、少なくとも最低でも一頭、できれば二頭はほしい。
ただいかんせん、これからの旅も過酷さが付きまとう。
特に私たちはかなりハイスピードで歩を進めている。
ほとんど休息もなく、モンスターの襲撃も多い。
牧場の主人にも「できるだけ丈夫で肝の据わったのを頼む」と伝えているが、果たしていい馬はいるだろうか。
牧場の主人は5匹の馬を用意していた。
馬小屋に繋がれた5匹を順に見ていく。
せっかく鑑定スキルもあるのだし、鑑定しながら見ていこう。
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基本情報:
種族:馬
性別:オス
年齢:若い
体色:灰色
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基本情報:
種族:馬
性別:メス
年齢:ふつう
体色:黒
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基本情報:
種族:ユニコーン
性別:オス
年齢:幼体
体色:白銀色
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基本情報:
種族:キリン
性別:オス
年齢:少し若い
体色:黄色と茶色のまだら
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基本情報:
種族:シマウマ
性別:オス
年齢:ちょっとお兄さん
体色:黒と白の縞々
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なんで普通の馬が二頭しかいないんですかねぇ。
しかも一匹はユニコーンだし。
いつの間にか放牧していた他の馬に紛れ込んでしまったようだ。
幼体ということで、角もまだ生えていない。
正確にはもう少しではっきり見えてくる程度のちいさな角がちらっと見える。
しかしユニコーンであれば、馬よりも強靭な脚力とスタミナを持っている。
うまく手懐ければ、普通の馬を買うよりも役に立つかもしれない。
一匹はこいつで決定しよう。
さて、もう一頭を残りの四頭から選ぶか悩んでいたとき、ものすごい気配を感じてそちらを振り向いてしまった。
そこには他の馬の倍はありそうな体をした黒い馬がいた。
というかどこぞの世紀末覇者の馬にそっくりだ。
さっそく鑑定をしてみる。
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基本情報:
種族:馬
性別:オス
年齢:ダンディ
体色:漆黒
称号:馬王
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なにこれ面白い。
迷わずその馬を買う旨を主人に伝える。
「いや、その馬は確かにお客さんの要望にあった馬ですが・・・性格に難ありでして・・・そのー・・・乗った人を振り落として踏み殺すんでさぁ・・・」
事故物件みたいなものか。
しかも、強靭さ、強さでこの牧場の主と化してるこいつは処分するにもできない状態らしい。
漆黒の馬に近づく。
「お客さん!人の話を聞いてましたか!そいつは危険ですぜ!」
頭を撫でて、膝をつかせる。
それでも少し高かったので、軽くジャンプして飛び乗る。
「よしよし、いい子だ。私たちについてくるかい?」
「ぶるる・・・ひひぃ~~ん!!」
質問に答えるように漆黒の馬は啼いた。
決して暴れることなく、振り落とすことなく、ただ質問に答えただけ。
誰も背に乗せることのなかった漆黒の馬は、主人と認めてくれたようだ。
ありえない光景に唖然とする主人の顔がちょっと面白かった。
新たな馬を手に入れた。
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リアル多忙でちょいちょい遅れて申し訳ないッス。
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まだまだ精進していきたいと思うので、
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